VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

サンセット ウォーキング

2014-11-22 | Four Seasons 四季折々の・・
土曜日は夕方が主流となりつつあるつん散歩。

シニアの瞳に朝陽は強過ぎるのか?
ただの寝坊助なのか?

秋の夕暮れに思い出す一節がある。

秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
ひたぶるに
身にしみて
うら悲し。

高校の国語の授業で習った詩の一節だ。
一小節だけしか覚えていないので、
改めて調べてみると、
ポ-ル・ヴェルレーヌという人の詩だった。

つんちゃも、秋のうら悲しさを味わいたいのか?
なぜか、夕暮れ散歩の今日この頃。

つん:うちも「うら悲し」の詩を作ってみよっかな~。


つん:お?夕陽、沈む?


つん:うら悲しいわぁ~。うち、お腹空いたわぁ~。


つん:お?そこなお方、あいや、待たれい!


川沿いのサイクリングロードをひとりで散歩中のハッピー父さんとばったり出会った。
さすがの元気ボーイ、ハッピーも11歳になって、
あまり散歩を喜ばなくなったという。
でも、元気にしていると聞いて安心した。
つん:ハッピー家によくお邪魔してた時期があったなぁ。またハッピーに会いに行くんでよろしゅう。




私の記憶に残るポ-ル・ヴェルレーヌのこの詩は、上田敏訳のもの。
思春期に出会った詩は、思秋期に再会すると
「うら悲し」さは濃縮されるようで。。。とほほ。


落葉
            上田敏 『海潮音』より

秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
ひたぶるに
身にしみて
うら悲し。

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。

げにわれは
うらぶれて
ここかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。

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昭和の男と昭和の犬

2014-11-21 | Weblog
11月も後半のこの時期には
来年のカレンダーが多数出揃う。
元号で年を表すことが少なくなって、
職場でも今年は平成何年だっけ?と聞いてしまうが、
それも大抵役所への書類を作成する時くらいで普段は西暦で生活している。
つん:うちの暦は旧暦のはずやけど、カレンダーはニューヨークもんやねん・・・。


まだ元号が生活に密着していた、
昭和という時代が終わって、もう四半世紀を超える。

先日まふぃん座で鑑賞会をやった「永遠のゼロ」の太平洋戦争があったのも昭和。
あの戦争を挟んで、大きく日本の社会が変わったけれど、
変化の加速度はまだまだ増しているみたいだ。

長かった昭和を一括りにはできない。
昭和生まれの中でも、戦争を少しでも経験した世代と、
「戦争を知らない子供たち」の世代では大きく違う。

戦争を知っている昭和生まれには、自制心は小さな子供にもあった。
でも、今や "Let it go"なのだから。
今の時代に「健さん」が育たないのも当然か・・・。

先日の上映会では、まだ健さんの他界をしらなかったけれど、
偶然、話題に上った。
健さんが涙を出すのは、ごく限られたシーンだったという。
現代の日本では、泣かない男は絶滅危惧種の指定を受けるほど貴重で
健さんが逝ってしまったのをたくさんの人が惜しむのは、
そんな男を今の日本に探すのが困難だからなのかも。

じっと涙をこらえる健さんはやっぱりステキだ。

数少ない健さんの涙のシーンは、とても印象的だ。

健さんの追悼番組の第一弾「南極物語」。
この映画を映画館で見たとき、タロとジロの姿にワタシは号泣したけど、
涙を溜めた健さんを見て更に涙を誘われたのだった。


犬の物語は、絶対泣く。
泣かない昭和の男を泣かせた昭和の犬たち。
この盾と矛のような組み合わせ。


(陰の声:カラフト犬は寒さに耐えるけど、つんちゃはぬくぬくベッドでないと寝られないね。)


つん:不器用なんで・・・。
(陰の声:健さんが言うとカッコイイけど、ほんとに不器用なのが言うとマンマでしょ・・・。)




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報酬

2014-11-18 | んまんま
買い物に出かけた母が、きび団子を買って来た。
食べたことがなかったので、お味見・お試しにひと串。
どんな味なんだ?
あっさり、芳ばしくて、素朴で、なかなかいい。

きび団子と聞けば、その”ココロ”は、
鬼ヶ島の鬼退治のお共の報酬・・・とくるだろう。
お共のひとりは犬だから、
つんちゃにも。

でも、報酬をもらえるようなことは、何もしていないんだけど。

つん:うち?


つん:鬼ヶ島って遠い?


つん:ほんまに鬼が住んでんのかな・・・。


つん:食べてしまったけど、いまからキャンセルしてもええかな・・・。
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寒い季節の始まりサイン

2014-11-17 | Four Seasons 四季折々の・・
寒くなってきたと感じるのは、
つんちゃが湿った鼻先を毛布の中へ突っ込み始める頃から。

鼻先は敏感。
つんちゃが気持ちよさそうにぬくぬく寝ている姿を見ると
ほっこりして、気持ちがあったかくなる。
エコな条件反応だ。

今シーズンに買ったこの毛布は、ベビー用品を扱う会社が製作しているので
とっても肌触りがよく、鼻先を入れるのも気持ちよさそう。






つんちゃワンも鍋系にしてみた。
牡蠣のミルク鍋。
でも、つんちゃには不評。
あんまり好きじゃないようで、しぶしぶ食べていた。
つん評:にゅ~にゅ~味はいいんだけど、肉系じゃないのが残念。


週末に作った鶏団子鍋は気に入ったらしく、ガツガツ食べていた。
つん評:団子を咥えるのにちょっと難しいのに、UFOキャッチャーみたいなゲーム感覚があって楽しかった。

好き嫌いのあるつんちゃに、おいしいと言わせたい!(スーパーのCMのセリフみたい)

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”永遠のゼロ”をもう一度

2014-11-16 | ワンピース・仲間たち
ワタシの学生時代、最寄映画館といえば「佳作座」だった。
♪授業を抜け出して♪映画を観に行くことは学生ならよくあることだ。
(と、言い訳としか取れない前置きをしておく)
当時の佳作座は、クッションが壊れたようなオンボロの椅子に
冴えない売店のある小さな映画館だった。

新作をやっていることもあったけれど、旧作を上映する映画館で、
いわゆる名画座という映画館。
今はもう閉館してしまっている。
「いちご白書をもう一度」に歌われるような感じの昔の映画館だった。
リバイバルなら、そんな映画館で観るのが似合いそう。

先日のブルーインパルス見学”3人娘”で
「永遠のゼロ」上映会をやろう!と話が盛り上がり、
本日、まふぃん座での開催となった。

大画面のスクリーンは迫力!
特等席に陣取ったのはこの方。(じっとはしていなかったけれど)


原作を読んで、その後、映画化を知り
2度映画館で観た後、DVDの特別保存版を買ってしまった。
是非、あの感動をもう一度、と「リバイバル上映」になったのだが、
学生時代の記憶に残るオンボロ佳作座とは雲泥の差の
居心地の良い「まふぃん座」で
お昼ご飯までごちそうになってのリバイバル鑑賞会だった。

映画といえば、コレ
基本の塩味が一番好きだけれど、たまには変化もということで、
少し前につんちゃ家での”マイブーム”となっていた、アメリカからの輸入物ポップコーンを
今回の上映会に持ち込みさせていただいた
チーズ味とキャラメル味の2種類のコーティングが一緒に入っている。


先日紫綬褒章を受けた桑田サンの、なんとも切ない「蛍」は
この映画を一層、心に浸みるものにしている。
ちょうどこの曲がリリースされた去年の夏につんちゃの親友ラブは旅立った。
歌詞の中の一節、重なるのだ・・・。
♪な~み~だ見せぬよ~おに~、え~が~おでさよな~らを~
 ま~た~会うとや~く~そくをし~たねー♪

今は、ラブ家にはウォルトがいる。。
映画鑑賞中も、とにかくじっとしていない。
その動きはラブとよく似ている。
まるで、映画のストーリーのように、
宮部久蔵が大石賢一郎となって松乃の元に戻ってきたみたいに。

ウォル:だれか遊んでくれ!


マフ:映画鑑賞会でしょ?お静かに


ウォル:ねえ、映画鑑賞会って、お静かに寝ることなの?
つん:そうに決まってるやん だから部屋を暗くしてあるねんやん


ウォル:納得いかないーーーっ!


マフィンのキッチンへのこだわりは健在。
だけど、食欲はまだ本調子ではないので、
”リバイバル”を心待ちにしている。
おいしいものをおいしく食べられるように、早く良くなってネ。









コメント (4)
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つっきーの木