VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

まなつ組の秋遠足

2016-10-30 | 月世界
遠足にでも行ってみようか?
まふぃんもなびもつっきーも、
この世で家族と暮らしていた時は
よくお出かけしたワンコたちだ。

魂となってからも旅先には必ずつんちゃを連れて行っている。
でも、この世を卒業してからのワン友遠足がないなぁと
久しぶりに卒業生のまふぃん&なび&つっきーの
ま・な・つ組で遠足に行くことにした。

食いしん坊のラブラドールを相棒とした者同士、
美味しいごはんを食べるのが主目的。
春に行った友人の知り合いのお店が館山にあるので、
遠足だから立ち寄り先もプラスして、
房総半島先端へ出かけることにした。

ランチの前に立ち寄ったのは、今年7月に改修工事を終えたばかりの崖観音。
館山の海を高いところから眺められる。


駐車場で待つ走月の頭のてっぺんが見える。
まふママ:走月さんって、サンルーフだったんだぁ。
つん魂:ザビエル禿げがバレちゃったやん、走月。


上からの眺望は山に登れば得られるのだけれど、
崖にお堂が造られていることがポイント!


先日、鳥取で大きな地震があったけれど、三仏寺の投げ入れ堂は無事だったらしい。
ふと、千葉にも崖観音がある!と思い出して、行ってみたいと思ったのだ。


崖のお堂より地層の方に興味を持つ人もいるらしい。


でもこんなところにお堂を作ってしまうなんて、
ワタシにとっては、そのことのインパクトの方が強い。


崖観音でたっぷり時間を過ごしてから、
遠足のメインイベント、お目当のレストランに移動した。


種類豊富な前菜は、お肉NGのワタシ用にアレンジしてもらった。


選べるパスタはサーモンと長ネギのペペロンチーノに。


メインももちろん魚。
本日の魚は、クロムツ。


デザートの盛り合わせまで、抜かりなくきっちり美味しい。


たくさん食べて、おしゃべりして、午後3時過ぎ。
まだ帰るにはもったいない。
レストランから40分くらいのところにある大山千枚田に行ってみようかということになった。


山の頭のすぐ上には低い雲。


曇り空で山の棚田を一通り眺めたら寒くなってきた。


空には寒々しい雲が広がっているので、暖かいつん毛を置いてみた。


この空では夕陽が沈むところは見られないから、
闇に包まれる前に帰ろうとした。


駐車場へ向かうと着いた時より車が増えている。
そして、そう広くはない駐車場は見る間に満車となった。
え?これからなの?
と、車の整理をしているおじさんに聞いてみた。
1万本のソーラーライトが灯り始める時間だというではないか。
ならば、と後戻りした。


目を凝らして見ると、ひとつ、ふたつ、と思い思いのタイミングで灯り始めている。


一斉にバン‼️というライトアップではないのがいい。
蝋燭の灯りのようにわずかにゆらぐライトは蛍を思い起こす。
蛍はつんちゃと出かけた那須の思い出に繋がる。
秋の日のつるべ落としの闇が深くなっていく中で
あの歌の歌詞が切ないメロディに乗って浮かぶ。



涙見せぬように
笑顔でさよならを
また逢うと約束をしたね

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段替えの雨

2016-10-28 | 月世界
製造ラインの設定変更する時に段替えという用語を使う。
今日は季節の変わり目になりそうな、段替えの雨とでも言いたい雨で
急に寒くなった。

日本列島は南北に長い。
先週末、沖縄では
30℃を超えた真夏日だった日に、
札幌の気温は10℃を下回っていた。

関東はそこまで寒くはなかったがこの雨で一気に
寒くなるらしい。
それなのに、母が部屋の片付けをしていて
「これは夏!」って感じの置物を出してきた。
誰かからいただいたものの、仕舞い込んでいて
日の目を見ずにいたらしい。


かわいそうだから、つんちゃアザラシのいるそばに
飾った。
デシ:アヒル隊長、今はもう秋〜♪ですよ。


季節が進んだだけではない。
時代も歴史のコマを進めたようだ。
三笠宮が逝去された。


ちょうど100歳。激動の昭和を含む1世紀を生きた。


どんなに長く生きたとしても別れの後は寂しい。
こちら側に居る者は、共に生きた時代が遠ざかっていくことを淋しく思うのだから。
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"L" like Labrador

2016-10-26 | 月世界
ワタシが初めて勤めた会社は旅行会社だった。
業務に必要な基礎知識として教えられたひとつに、
アルファベットの表し方があった。

電話など音声での聞き間違いを防ぐ為に
AmericaのA、BrazilのB、ChinaのC‥といった具合に文字を正確に伝達するために頭文字を使う。
ワタシが習ったのは第二次大戦当時に連合軍が使っていたという
AbleのA、BakerのB、CharlieのC‥を使う「エイブル・ベーカー」方式だった。

第二次世界大戦(特に1941年以降)には、連合国軍が共同作戦を遂行することが通常となったため、陸軍・海軍フォネティックコードの発展につながった。ただし、いくつかのイギリス空軍フォネティックコードも使われ続けた。陸軍・海軍フォネティックコードは以下の通りである:
Able Baker Charlie Dog Easy Fox George How Item Jig King Love Mike Nan Oboe Peter Queen Roger Sugar Tare Uncle Victor William X-ray Yoke Zebra
戦後も、民間に戻った多くの元連合軍将兵は、民間航空勤務に戻っても慣習で「エイブル Able, ベーカー Baker」を使い続けた。
Wikipedia より

国際航空運送協会(IATA, International Air Transport Association:国際線を運航する航空会社、旅行代理店、その他の関連業界のための業界団体)には民間航空勤務に戻った元空軍パイロットたちの影響があったのだろう。
今現在はどうかわからないけれど、ワタシが教わった当時の旅行業界にはその名残があったようだ。

英語圏以外ではアルファベッドの発音もそれぞれ違うので国によって使うコードは違う。
結局、相手に伝わればどんな単語を使ってもいいのだ。

ワタシが習ったものも、上記のフォネティックコードとほぼ同じだが、いくつかは違うものだった。
T like Tiger
S like Sugar
U like Uncle
C like Charlie
K like King
Y like Yoke


ワタシなら、Lには「ラブラドールのL」を当てたい。
でも、ラブラドールを知らない人に伝わるかといえば、それは難しい。
LはLOVEが一般的だろうなぁ。

今日のフラワーアレンジメントの稽古は
Lの基本形を作る、だった。
クラシックスタイルなので、
フランス式では必ず習得していなければならないアレンジメントだそうだ。

ラブラドールのL。


筆記体の"L"をイメージしてアレンジする。





Labrador のエルはつんちゃを思いながら作る"L"。






Labradorの刻印のクレイユモントローの水差しにも花を。
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海は碧く

2016-10-24 | 月世界
週末、職場の旅行で沖縄に出かけた。
沖縄の海の色は本州の青とは違う。
飛行機の窓から眺めた時に先ず感じることだ。
砂浜が続く、海水が澄んだ美しい海は本州にもあるけれど、
見ているだけで身体中の細胞が弛緩していくような癒しの青は
南国にしかない。

犬の色覚は人間のように発達していないから
ほとんどの色は識別出来ないらしいが
青は認識できると聞いた。
「分かる」という程度なので、本州と沖縄の海の色が違うなんてことは
感じてはいなかっただろうけれど、
沖縄の海の色を上空から目にした時、
つんちゃに飛行機でつらい思いをさせてまで連れて来た時のことを
思い出していた。


どこの海でも晴れてさえいれば青い。
でも沖縄の人たちは言う。
太陽が違うから、と。
ガイドさんが、沖縄では「晴れ」という表現ではなく、
「太陽」というのだと教えてくれた。
「今日は晴れだね。」ではなく、「今日は太陽だね〜。」といった使い方になるそうだ。
沖縄の人にとっては本土の人より太陽を意識することが多いのだろう。

つんちゃが沖縄ブルーを感じ取ってくれたかどうか、
あの海で泳いだことを記憶の中にとどめていてくれたかどうか。
少なくとも、ワタシにとっては柔らかな南国の海の色は
つんちゃに直結する特別な碧になった。

美ら海水族館の敷地は高台から海を見下ろすようなロケーションになっている。




水族館を入ると直ぐに目に入るのは色とりどりの宝石のような熱帯魚たちの水槽。


美ら海水族館のスター、ジンベイ鮫が悠々と泳ぐ巨大水槽はまるで海の中にいるようで
室内に居ながらにして海に潜っている感覚になれる。


よく訓練されたイルカたちの演技も素晴らしい。


地上で犬の訓練をするのだって難しいのに、イルカの知能が高いことはわかるけれどそれにしても
どうやって水中のイルカをここまで仕込むことができるのだろう。


犬との比較を一番感じたのはこの演技。
ハロウィーン用演目で、悪役のおばけ(白い装束)が差し出す魚は一切受け付けず、
いらない!と吐き出すのに、


優しいお姉さんに代わると、大きく首を縦に振ってから食べるのだ。


動物に口の中に入れた食べ物を拒否させるのは難易度が高い。

つんちゃの小さいころのエピソードを思い出した。
散歩中に何かを口にしたので出すように再三促したけれど暗がりの中、
結局出したのか出してないのかわからないまま、家に帰った。
そして足を洗う時にぽろっと口から転がり出たあんぱんの欠片。
ずっと口に残したまま、飲み込みもせずにいたらしい。
「アウト」のコマンドが効いていたものと思われるが、
でも、未練があったらしい。(笑)
褒めてやるべきか、叱るべきか、なんだか可笑しくて笑えるだけだったけれど。

演技者であるイルカたちは、お仕事でやっている意識があるのかどうかはわからないけれど、
プロなんだな~と思うほかない。
ワタシにとってはかわいそうにと感じるけれど。

そんな感覚になってしまうのは、このイルカショーのプールの隣にあるプールで
マナティーを見たばかりだったからかもしれない。



つんちゃの面影を宿すマナティーのおっとりとした姿。


もし、つんちゃを海の中で見るとしたらこんな感じかな?と思うような表情だ。


つんちゃの首回りのたぷたぷが恋しい。


宿泊したのは目の前にプライベートビーチを持つホテルだったので、ベランダから海を眺められた。


到着したのはちょうど夕日が沈む時間だった。


沖縄の碧い海も、夕暮れはピンク色に染まる。


つんちゃとよく出かけたサンセットウォーク。
浜辺で並んで日が沈むのを眺めたっけ。


夕日の海を見ながら、一緒に水平線を眺めた頃のことを思い出していた。


どこに居てもやっぱりつんちゃを思っている。



マナティーの他にも、琉球村にいた水牛の「大ちゃん」だって、つんちゃが宿っていたのだから。。。
(つん魂:いや、これはちゃうやろ。)


琉球村の中で売っているサーターアンダーギーはおいしいと評判らしい。
ガスの火ではなく薪の火力で作っているというのが違いだと、販売のおねーさんは胸を張っていた。


旅先の月探しはここでも実行している。
今回はジーマーミー豆腐のネーミングは「琉の月」
これはつんちゃにお供えしてからいただくことに。
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此処に居るよ

2016-10-20 | 月世界
今日は月が良く見えた。

朝、爽やかな秋晴れの空の中に白い月が見えた。
ああ、つんちゃがいる〜!






夜、先日パソコンが起動しなくなって
修理に出した帰り道、東の空に大きな月が見えた。


つんちゃ球場にまで観に出た。


ケータイカメラで撮ったので、ちゃんと写っていないけど、
つんちゃとの思い出がいっぱいのつんちゃ球場で見上げる月には特別な思いがある。


つんちゃが恋しいワタシ。
霊感がないから気配を感じることが出来ない、
夢で会えることもない。
かわいそうに思って、わかりやすい方法で
つんちゃが呼びかけてくれたのかなぁ。
此処に居るよ。って。
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つっきーの木