VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

極楽の風景を覗き見

2009-06-30 | Weblog
昨日、久しぶりにゴンちゃんがつんちゃ球場にやって来た。
ゴン父さんに日曜日の菖蒲見学の顛末を話すと、
「今の時期なら蓮が咲いているよ。」と教えてくれた。
大賀蓮という名で有名な古代の蓮が今、ちょうど咲いているのだそうだ。

「蓮=お釈迦様」という図式しか浮かばないワタシ。
お寺の仏像の台座が一番目にする蓮なのである。
そういえば、蓮なんて花として鑑賞したことないなぁ・・・。
”なまハス”を見る機会はあまりない。
普通、花は土に植えられているものしか目にしない。
水に浮かぶものは先日の菖蒲もそうだが、
わざわざ池や沼地のあるところまで行かなくてはならない。
だから家々の庭先にはないし、簡単に見られないのだ。

折角そんなに有名な古代の蓮が近くの公園で見られるのなら、
行ってみなくちゃもったいない。
雨が降っていたが、その方が人出も少なくてつんちゃと一緒に行きやすい。
と、いうことでお釈迦様の世界を覗きに行ってみた。

つん:お釈迦様ってどこにおんのん?

つん:ん?これか?

つん:モーモー牛蛙の声しか聞こえへんねんけど・・・

つん:なあ、あんた、お釈迦様ってこの葉っぱのどっかにおる?

つん:これが開いたら出てくるのん?

つん:おおおーーーい!!!出てこおおおおおーーーい!

つん:まだ寝てるみたいや。

ポッという開花の時の音を聞くために、早朝見に来る人も多いという。

落雁の形だわ・・・。

蓮の葉に溜まった露を集めてお茶を点てること思いついた茶人は
さすがに風流だなぁ・・・とジッと蓮の葉の雫を眺めた。

市の花に指定されて、イラストで活躍している。


蓮池をぐるりとまわり、公園一周へと歩き出す。

ここでも野球場は外せないつんちゃ。
雨でぬかるんでいるので避けたかったが・・・。

時々行っている公園の汽車ぽっぽと同じく、ここの公園にも汽車ぽっぽが展示されていた。






梅雨の時期は蓮や紫陽花だけではないことを知る。
つん:初めまして。つんです。よろぴく。


声をかけてきたおばさんが、「なんだか舌を咬みそうな名前の花だったわ。」と言っていた。


つん:君の名は・・・。

・・・だそうで・・・。



本日の”つんちゃワン”
 メイン=まいわし(8尾)
 サイド=野菜7種(もやし・かぼちゃ・えのき・オクラ・キャベツ・セロリ・かぶ)
 その他=すりゴマ
 スープ=牛スジ
 おやつ=ヨーグルト・鶏レバー・牛スジ
 サプリ=アースリスージG






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それでもわんこは廻る

2009-06-29 | 遠足
「菖蒲を見に行かない?」と、チェリーままの声かけに
「行く行く~~」と賛同。
昨日、ラブとチェリーとマフィンの小グループで行ってきたのは
犬毛海岸から車で約15分の公園。
近場でとても静かなところがあると、
プーさんママから以前より聞いていて、
一度行ってみたいと思っていたところだ。

菖蒲といえば端午の節句。
子供の頃、湯舟にへんな草みたいなのが入っていたなぁ・・・
と菖蒲湯のことが思い浮かぶくらいで、
ショーブか、アヤメか、カキツバタか、
どれがどれかを見分けることもできないので、
鑑賞眼はない。
花を楽しむというより、わんことお出かけが主目的のワタシである。

公園に入るとまもなく木立の奥になにやら見えてきた。
そこで、マフままが、
「あーー、刈っちゃったんだぁ」と一声。
ぬぬ???
一目で見渡すことのできる小さな菖蒲池には、
ひとつ・・ふたつ・・咲き遅れた菖蒲が申し訳なさそうに咲いていた。
株が痛むから、見ごろが過ぎると花は刈るんだと、
マフままが6月初めのころに来たとき、公園の人から聞いたそうだ。
見ごろは終わってたのね・・・。
また来年、今度は刈る前に来ようね。

菖蒲を見に来たという意識はない犬たちは
公園のあちこちにある見知らぬ犬の残した匂いを嗅ぐのに忙しそうで、
小遠征を実感していた。
細長い公園をぐるっと一回りし、
バーベキュー広場で持参のお昼を食べ、外ごはんを楽しんだところで、
雨が降ってきたので解散となった。

つん:ショーブってどれ?


つん:咲き遅れのどんくさい奴、うちみたいやけど、
   こういう場合は有難がられるやんなぁ。


つん:葉っぱだけの菖蒲池。ここで浸かったら、菖蒲湯(水)に入ったことになるかな?


バーベキュー広場で、すぐ傍にただよう良い匂いを嗅ぎながら
おにぎりを頬張る。
なんともお財布に「エコ」なランチだ。

デザートはリッチにマフまま手作りのシュークリーム。
ラブ母さんが買ってきてくれたナタデココと桃入りのジュレは、
ストローでいただくのが「コンビニ流」らしい・・・。
ストローでは吸い取り不可能なため流し込み飲み。
チェリーままが持ってきてくれた餡ドーナツは雨でふやけたところを食べるのが、
「アウトドア流」。(ラブ父さんのお気に入り?)


なんだかんだと上手く運ばないことがあっても、
わんこと一緒に出かけられることで全てが楽しくなる。









コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

粋と不粋

2009-06-27 | Weblog
世間にはいろんな価値観がある。
10人いれば10人の、
100人いれば100人の、
自分以外の人にそれぞれの価値観がある。

自分と違うもの、
全てを受け入れることはできないし、
全てを排除するのは問題だ。

今朝はとても嫌な思いをした。
「犬が嫌いな人もいるのだから。」
と、わざわざ離れた席にいる私たちに
「宣言」しにきたその初老の男性は、
あきらかに不粋な人だ。

広いスペースの一角に、
犬たちは走り回るわけでもなく、吠えるわけでもなく、
足元に静かに休んでいた。

ただそこに居る、というだけで理不尽な言葉をいきなり浴びせてきた、
高飛車な物言いのその男性をやり過ごすことはできなかった。

たぶん、彼は今までにもそういう発言を他でもしてきた人なのだろう。
そして、その行為に反論を受けたことがなかったのだろう。
彼が私たちに「退場命令」を下すための根拠のある理由は何一つなかったので、
私たちが返した言葉に筋の通った応答はなかった。
そのため、執拗に「犬が嫌いな人もいるんだから気をつかうべきだ」の主張を繰り返していた。
まるで水戸黄門の印籠みたいに、その呪文を唱えればひれ伏すだろうと。

「犬が嫌いな人もいる。」というこの言葉が曲者だ。
「も」を使えば、
「犬が嫌いな人も、犬が好きな人も、いる。」
という風になって、いかにも両方を同列化しているように見える。
文法的にはそうだが、実態はこの場合、そうはならないことを
よく含んだ使用方法なのである。

「犬が嫌いな人もいるから、気をつかえ」と使っても抵抗はないが、
「犬が好きな人もいるから、気をつかえ」と言ったらどうだろう・・・?

従って、犬が好きな人にはこの「も」は実質使用不可の「も」である。
不公平な「も」なのだ。
なのに、嫌いな人は如何にも平等な権利を与えているように「も」を入れている。

「犬が嫌いな人」という価値観を認めさせようとするなら、
「犬が好きな人」の価値観も同じように尊重すべきであろう。
だが、「犬が嫌いな人」は自分の立場が優先されて当然という意識を持っている。
そして、その彼らが(勝手に)持つ「優先権」は、
いつ・いかなる時にも発動できる、と勘違いしているところにギモンを持つ。
「犬が好きな人」の権利を全く無視するような状況下において、
「印籠」を出すことは「水戸黄門」の開始10分で角さん助さんが印籠を使うようなものだ。
印籠の「正しい使用方法」はやはり、悪代官が散々悪事を働いた後、
45分を過ぎてから出すものである。

いつでもどこでも、これでオッケーの大放出の印籠なんて、
「それがどうした?」って言い返したくなるだろう。

社会が変化し、以前とは比較にならないほどペットの存在が大きくなりつつある中、
ヒト社会の中で様々なトラブルも起こっている。
犬というだけで難癖を付けてくる人もいれば、
まわりに迷惑をかけても素知らぬ顔の犬連れももちろんいる。
だから、注意をする側も受ける側も、
常識的な判断を持ってすべきではないか。


「犬が居るだけで嫌だ。」と言われるのなら、
こちら側も「そんな人が居るだけで嫌なのだ。」と言いたい。
お互いに相容れないのであれば、
離れてやり過ごせばいいことじゃないか。
わざわざ近づいてそれを告げに来る必要があるのだろうか?

「江戸しぐさ」という言葉を以前、地下鉄のポスターで見かけたことがある。

傘かしげ
雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと
肩引き
道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと
こぶしうかし
電車などで人が乗ってきたとき「さあ、ここにおかけなさい」と言わんばかりに、こぶし一つ分、ちょっと腰をうかしてずれていくしぐさのこと


そんな共生の術を日本人はいつの間にか失っている。
時と場合を選ばず「犬嫌権」を振りかざす不粋な者には、江戸の粋は通じないのかもしれない・・・。









コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「そっと いちどだけ」

2009-06-26 | つんちゃ文庫
本のタイトルの意味は最後のページを開いた時、深く心にしみ込む。

昨日、書店でたまたま、表紙に犬の絵が描かれているこの本を手にとり、
中を見たら盲導犬のお話だった。
テレビの動物番組で今まで何度か盲導犬の姿を目にすることがあった。
「クィールの一生」は、映画・テレビドラマ・映画のテレビ放映と何度も見て、
一昨年デパートで開かれた写真展にも足を運んだりした。
そのお陰で、その誕生からパピー時代、訓練生時代、現役時代、そして引退、
一生を終えるまでの様子をうかがい知ることができた。

そんな盲導犬のことを絵本にしたのがこの「そっと いちどだけ」という本だ。
絵本なので、文章も絵も子供向けのやさしい内容で、
決して直接的な悲しい表現はないのだが、
立ち読みしているその場で涙が溢れて溢れて困ってしまった。
仕方がないので、涙が引っ込むまでしばらく他の本探しているフリをして
書店内をまわり、ようやく買い求めた。

盲導犬ステラの一人称で書かれた文章は、
いじらしいまでの犬の心を伝えてくれる。

盲導犬に限らず、犬との生活を経験した者なら、
つい自分の犬のことをステラに重ねてしまうだろう。
そして、つい、涙が出てしまうような本だ。



コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

別れと出逢い

2009-06-25 | Weblog
先週土曜日は房総半島南端の旅に出る日だったので、
トイレを済ませておこうと、いつもより早めにつんちゃ球場へ行ったところ、
見知らぬわんこが2頭、一目散につんちゃ目掛けて走ってきた。
つんちゃの鼻先まで来た。
が、つんちゃは吠えない。
あれれ???と思っていると、
ずっと遅れて現場に登場したママと小学生のお兄ちゃん。
ママの方が「つっき~~」と声をかけてきた。
「なんだ、カレンままじゃない!」と声に出す間もなく、
「先週金曜日に、カレンが死んじゃったのーーー。」と
身構える暇もないうちに、訃報を聞いた。

先週の金曜日というと、6月12日になる。
15歳だったそうだ。
カレンが通っていた病院では一番高齢のラブラドールといわれたそうだ。
ままは「10歳を過ぎてからは、ある程度覚悟していたけれど、
やっぱり、淋しいよーーー。」と言っていた。

今、カレン家には柴犬と柴犬系ミックスの2頭がいる。
それでも、やっぱりラブラドールがいいよ。
と、カレンままは愛しそうにつんちゃを撫でてくれた。

つんちゃの幼い日々、グラウンドでよく会った。
ボールのレトリーブが大好きで、
他のわんことは遊ばなかったカレン。
「カンちゃぁ~~ん、帰るよ~~」
ママが呼ぶとしぶしぶでもボールを止めて「御縄」に付く姿を見て、
「つんちゃもあんな風にちゃんと言う事が聞けるわんこになろうね!」
と、よく言って聞かせたものだ。

そんなカレンとはナイトウォークでも時々会った。
最後に会った時は、もう大分歩くのもゆっくりになっていたが、
それでも、つんちゃとワタシを見かけると尻尾を振って近寄って来てくれた。

つんちゃの子供時代からのお友達とお別れするのはとても辛い。
そんな思いに沈んでいるところ、
今日は、まだ10ヶ月の元気のいい男の子にグラウンドで出会った。
イエローラブの「ディック」
いかにもやんちゃそうな顔をして、グラウンドで飛び跳ねていた。
ゴンちゃんを思い起こさせる悪戯っぽい目が
ワタシ好み・・・。

別れがあり、出逢いがあり、
わんこの世界でも少しずつ世代交代が行われていく。
この世に生まれたものは、
ヒトもわんこもみんないつかはサヨナラする。
だから、一緒にいられる時間を大切にしないと、ね


つんちゃの幼児教室に通った時、先生はラブラドールのことを、
「ワインを呑んだイタリア人」と表現した。
陽気に誰にでも警戒心なく近づく性格。
つん:うわっ 正面から来るヤツがあるか


ディックは2回、他のわんこに「まじガウ」されているそうだ。
それでも懲りずに来るあたり、大物かも~~
ディック:オレ、ゴンって奴に似てるのか???


ディック、チョビ+トムのお兄様コンビにご挨拶。
つんちゃ、なぜか後方で「部外者」を決め込んでいる。



本日の”つんちゃワン”
 メイン=鶏手羽中(183g) 鶏ナンコツ(156g)
 サイド=野菜7種(人参・キャベツ・かぼちゃ・小松菜・かぶ・えのき・セロリ)
 その他=すりゴマ・納豆
 スープ=牛スジ・天然塩
 おやつ=ヨーグルト
 サプリ=アースリスージG




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つっきーの木