つんちゃ便

水道水への不安から水の購入が大変になっている。
乳幼児ではないつんちゃだけれど、
体重だって小学校高学年並だけど、
人体じゃなく犬体だけど、
影響があるのだろうか？

水道水を飲ませるのが不安で、
とりあえず軟水のミネラルウォーターを使っている。
以前ストルバイト結石があったつんちゃにはピュアウォーターの方がいいのだろうけど、
今のところ、ウォーターサーバー導入まではしないつもり。

宅配便を配達する人たちの嘆きの声を耳にする。
毎日、水ばっかり運ばされている、と。
申し訳ない。。。
入手困難な水を今日、トンポッチおばちゃんが、
つんちゃのために送ってくれた。
ついでにケアグッズも色々送ってくれたのだが、
私が帰宅した際に、見慣れぬおもちゃを得意げに咥えて出てきたつんちゃは
とっても嬉しそうだったが、
そのまま破壊行為に入ったため、「ドクターストップ」をかけられた。
お水が主役のつんちゃ便だったので、
今回はおやつ類が入っていなかったのを
トンポッチおばちゃんがつんちゃの気に入るものをひとつでも、と
入れておいてくれたのだった。

今日は水を定期購入している生協が、
申し訳程度に２リットルを１本だけ配達してくれた。
それでも状況は良くなってきている方なのだろう。
３月１１日以来、初めて配達されたのだから・・・。

つん：うちは水よりこっちがウレシイ。


つん：おやつはもっとウレシイけど。。。


つん：水の方が今は貴重やなんて、うちには理解できん。


（陰の声：すでに・・・ボロボロになってるぅ～～）


つん：水玉模様の「の～びのびレインコート」って放射物質透さへんのんか？


つん：トンポッチおばちゃん、ありがと～。おやつは後続便で届くのか？

つながる気持ち

あの大震災から２週間が過ぎた週末。
「犬毛海岸公園」の復旧はどこまで進んでいるのか、
まだまだ余震も続く中、海方面へ近づくのもためらわれるので、
週末はつんちゃ球場やご近所の公園へとぼちぼち散歩している。

今日は日曜日でつんちゃ球場も長居はできず、
７時半に出かけて９時前には退却してきた。
すっかり日が延びた夕方も、ボールが見える間は野球組がいるので、
終わる時間を見計らってお散歩に出かけると、
ワン友には誰にも会えなかった。

つんちゃは寂しく思っているだろうか？
どうして犬毛公園に行かないのかと不思議に思っているだろうか？
心なしか寂しげに見えるつんちゃの表情に
避難地が何度も変わる被災者の方々のことを思う。
住み慣れた家屋も大切な家族も失って、
地域の人とまでバラバラになってしまったら、
心寂しく不安になるのも当然だろうと。
大きなものを失った人に、この上さらに「孤独」という苦痛を与えないでほしいと願う。

つん：犬毛海岸のワン友に会ってないなぁ・・・。


つん：うちは元気やで～


放射線の影響が葉物野菜に出ているというので、
つんちゃも普段は大目に見ている草食を、ただ今、厳禁。
つん：草食系女子やのに・・・。


つん：みんなっ、元気ですかぁーーーっ！！！　1・2・3、っダァーっ！！！



本日の”つんちゃワン”
　メイン＝まいわし（３尾）
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・カリフラワー・人参・オクラ・かぶ・キャベツ・えのき）
　スープ＝つんちゃ味噌・昆布粉
　おやつ＝豚ハツ・ヨーグルト
　サプリ＝アースリスージＧ・アミノコンプレックス（２種）

当たり前にあったもの

水と安全はタダだった日本が
そうではなくなったと言われ始めてずいぶん経つ。
でも、今回の大震災で本当に実感することになった。

水がない。
牛乳がない。
納豆がない。

いつでも買うことができたはずのものが、
お店の開店時に行かないと手に入らなくなっている。

売る側は野菜類の産地を明記し、
購入する側はそれを確認しながらかごに入れる。
風評被害だの過剰反応だのと言われても、
安全だと思えることができないでいる中、
不安なものはできるなら避けておきたいという心理が働く。

治安という意味での安全は、
あの混乱の中でも悪化したという報道はなかったし、
今もないけれど、
「食の安全」の方は大混乱の真っただ中である。

収穫間際の葉物野菜がトラクターで踏みつぶされる映像や、
放射能漏れの影響で水を与えてもらえない乳牛の話を耳にすると
心が痛むというのを通り越して、
目をそむけ耳を塞ぎたくなる。

どうすることもできない現実を前に、
ただただ、当たり前にあった生活が
危ういバランスの上に成り立っていたのだと気づかされる。

今は、みんなが一人ひとりの小さな幸せの生活を
取り戻せるように願うばかりだ。。。


世の中の騒動を知らないで平穏に過ごせるように
つんちゃの日常を支えてやりたい。。。

ゴンを迎え打ったり、

ちびワンたちの中に混じり、

配給をひたすら待ち、

つん：気づいてもらいたいねん・・・

つん：うち、ここやねん。

ココまま：わかってるよ～つんちゃ。
つん：いがったぁ～

今では入手困難となった納豆をいただき、

＜ハリーの時間＞
鍼にも毎週通い、

気持ちよく眠る

つん：当たり前って大変やってんや・・・。



水の確保が難しい中、にゅ～にゅ～割となった。
　メイン＝鶏胸肉（260g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・かぶ・オクラ・人参・えのき・白菜・カリフラワー）
　スープ＝牛乳・沖縄の天寿の海塩
　おやつ＝豚ハツ
　サプリ＝アースリスージＧ・アミノコンプレックス（２種）・クランベリー・カルシウム

水よ、おまえもか・・・。

福島原発事故の影響がじわじわと拡大している。
今日は東京都水道局が「念のため」と前置きして、
乳幼児の水道水の飲用を避けるようにと発表した。


原子力専門家しか使うことのなかったベクレルやらシーベルトなんていう単位は、
一生知らないままで過ごしたかった。
でも、今や連日報道されるこの単位を
福島原発の消火作業の進捗状況とともに、固唾をのんで見守っている有様である。

ここにきて水が汚染されたと言われたら、
今まで放射線は水で洗浄すれば大丈夫と言われて
お散歩から帰ったら念入りにつんちゃを水洗い・ふき取りしていたことも
裏目に出ていたかも・・？と思ってしまう。

一昨日は被災地の方々がお風呂に入れない中、
申し訳なく思いながらも雨の散歩を終えてシャンプーまでしたけど。。。

「被災地を思えば」という気持ちがあれば、
生活の見直しは当然だろうけど、
こんな事態が長期化すれば、
みんなイライラが募ってくることだろう。
原因は不安からくるのだ。

店頭にはまだ商品は揃わない。
定期購入していたものさえ、今は入手困難となってしまっている。

物があふれた生活に慣れていた私たちには
いつまで続くのだろうかという不安ばかりが募る。

せめて水道水の安全だけは脅かしてほしくなかった。

つん：放射線って降ってんの？


つん：うちには見えへんけど。


つん：こんなん着て歩くんも、面倒やなぁ。


ゴン：裸族の俺様は平気だぜぃ！


つん：うちの目下の問題は、にゅ～にゅ～の供給ストップやねん。
(陰の声：つんちゃが我慢する分が被災地へ届くからね。ここで普段の飲み過ぎを抑えようね。）

雨が降る

原発の冷却装置が稼働しなくなって放射能漏れが心配される中、
つんちゃ地方、震災以来初めての雨が降る。
風は北東から陸に向かって吹いてくる。

みんながパニックにならないよう、
政府の発表や報道番組でしきりに
「避難勧告以外の地域では大丈夫」と繰り返しているが、
風向きが北東でしかも雨。
大丈夫と言われても、すでに国によっては自国民の避難勧告を
最大半径１２０ｋｍ以上としているところさえある。

最前線で取り組んでいる方々に感謝しつつ、
放射能の恐れはぬぐえないのも一般人の本音だ。
一昨日、１００円均一ショップに行くと、レインコートはサイズによっては売り切れていた。

不要不急の外出はしないけど、
つんちゃの散歩は必要事項。
放射能の影響をなるべく軽減すべく、
やれることはやっておきたい。

使い捨てレインコートを羽織り、
つんちゃにはいつものレインコートの上からビニール袋を巻いて
ほんの２０分、トイレ散歩のみで帰ってきた。

出がけに行き会った近所のおじさんに一笑された。
人体への影響についての数値はあっても、
犬への影響なんて教えてくれない。
誰に笑われようと、「念のため」をしておきたい。。。

結局、ビニール袋は小さかった。
頭隠して尻隠さず・・・あ、頭も隠れてないや・・・。


どんなに上手に隠れても～頭としっぽが見えてるよ～


（陰の声：つんちゃさん、口開けてると、雨粒入っちゃいます・・・。）


つん：次は４５ℓのゴミ袋を被せられそうや。






被災地の人の辛さを思えば、家で通常の生活が送れるだけで幸せなのだ。



復旧作業の邪魔にならないように節電と買い物自粛中。


地震発生時の恐怖が少しは和らいだ？
未だに少し大きな余震があるとオロオロするつんちゃ。
被災者の方々にも早くゆっくり眠れるようになってほしい。



３月１９日　土曜日：
地震翌日１２日は休んだ鍼治療に行ってきた。

つん：リラックスできるんや。


病院近くを散歩すると、あちこちで液状化の跡が。
遠足の際に集合場所として何度か利用した海岸近くの無料駐車場は、
歩道と車道の段差に使っている縁石が崩れて落ちていたし、地面の割れ目から泥が噴き出した跡が残っていた。

ヨットハーバー周辺もところどころ舗装路を割って地面が盛り上がっていた。

土曜日の夜は異常なくらい美しく輝く満月だった。
たくさんの命を飲み込んだあの災害が嘘のように夜空をきれいに照らしていた。


３月２０日　日曜日：
誰も来ないつんちゃ球場でワン友に会いたくて、ぼんやりしていたつんちゃ。


つん：誰かに会いたいやん。。。


しばらくすると、ちびワンたちがいっぱい。


ラクままにおやつを口元まで届けてもらってやっと食べられたつんちゃ。
ちびワンのすばしっこさにはかなわないのだった。


みんなに会えると嬉しいつんちゃ。
みんなと帰る。
”犬毛公園”のワン友にも早く再会できるといいね。



今日は冷たい雨が降っている。明日も雨の予報。
でも、「止まない雨はない」と歌うあの曲を思い出す。
以前はyoutube見られたけれど、なぜか今はダメみたい。

「君は青空を信じているか」
歌詞：秋元康
曲：高見沢俊彦

心が雲に覆われて
悲しい雨に降られた時
誰もが運に見放されたと
歩く気力を失うけど

やがて風は向きを変えて
空が白んで来るよ
もう一度 微笑む日が来る
止まない雨はない

君は青空を信じているか?
あの日の眩しさを覚えているか?
チャンスは巡るよ
陽射しのように・・・