申告漏れ

確定申告の期間中である。
さっき調べてみたら２月１６日～３月１５日だそうだ。

会社勤めで、確定申告が必要なほど高額なお給料ももらっていないワタシには
関係ないのだが、
うちにひとり、申告漏れのヤツがいる。
つんちゃだ。

今日の”つんちゃワン”は、マイワシだった。
お肉よりもお腹が空くだろうと母は考えている。
量を調整して、カロリー計算では同じにしているのに、
見た目と先入観のみの勝手な判断である。

このところトンポッチおばちゃんから届く豊富なおやつに慣れ親しんだせいか、
１０時と３時のおやつは言うに及ばず、
ごはんを食べた後や、夜のお散歩から帰ってきた時にも
オヤツをいただけるものとつんちゃは勘違いしている。

今日は寒い雨の中、ガンバって歩いたナイトウォーク。
言い訳としか聞こえない「自分へのご褒美」というフレーズを、
犬のつんちゃが知っているのかどうか・・・？
お散歩バッグからちょっとはみ出していたオヤツの袋をGETし、
素早く自陣内へ持ち込んで勝利の舞に踊り狂っているつんちゃの姿があった。

これはせこいオヤツでは返却しそうにないな・・・。
と、グリニーズのでっかいサイズを大奮発した。
つんちゃが「えっ？これ？いいの？」と一瞬たじろいだくらいだ。

３歳児の頭脳でもちゃんと得する方を選べるようだ。
あっさり今まで勝ち誇ったように振り回していた袋を捨てた。
捨てたからには、約束を違えては今後の信頼関係にもヒビが入る。
「武士に二言なし」と気前良く与えた。

すると母が奥から、
「あのガムあげたの？あれ、昼にもあげたよ。」
お～～い、つんちゃ、１日１本までだぞ！
申告漏れじゃないかーーーーーっ！！！

明日のPOPOはサザエの先っぽの色だぁ・・・。

アゴの威力

つんちゃのアゴはかなり強力である。
噛み砕く力のことではない。
人を動かす力である。

おやつが欲しいときは、
ケージの上に置いてあるおやつの箱を見上げ、
「WON!」（＝あれ！）
にゅーにゅー（＝牛乳）が欲しいときは、
飲み物用フードボールの前で、
「WON!」（＝あれ！）

母はよく言う、
「つっきー、アンタはいったい何様？」
ワタシは即座に応える、
「お月様」

つんちゃのアゴはお偉い。
そのお偉いアゴを撫でてやると、気持ちよさそうな顔をする。
顔をすりすりすると、甘えるときのいつも癖、口元をちゃぷちゃぷいわせる。


テーブル下で見上げる姿は、
「殊勝」「健気」「神妙」
といった言葉がその体から立ち上ってくるようないたいけなさである。


しかし、つんちゃはそんな簡単なヤツではない。
「うるうる路線」はすぐに捨て去り、
直談判：前脚チョイチョイ。
ろう城：なぜかケージの中へ入る。
イジケ：声をかけても反応なし。
いじめ：ぬいぐるみ「つんちゃーズ」の誰かに八つ当たり。
商取引：何かを自陣（ケージ中）へ持ち込み、交換条件とする。
おどし：おやつをくれるまで吠えてやる！

あらゆる手段に訴えて、聞き入れられなくて眠った姿をみると
可哀想になってしまう。

ついついなんでも聞いてやりたくなってしまう・・・。
ダイエット、わかってますけど、ね。。。






こちらは”昨日のつんちゃワン”
　メイン＝鶏ささみ（358g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・かぶ・人参・えのき・ブロッコリー・じゃがいも・白菜）
　その他＝すりゴマ・納豆
　スープ＝牛スジ
　おやつ＝ヨーグルト
　サプリー関節用・ダイエット用・カルシウム

雨の再会

昨日の朝、つんちゃ球場に久々に「ヤツ」が帰って来た！
そう、ゴンである。
このところ、朝の「ゴン散歩コース」が変更になっいるため、
ラブ家との面会が多いそうである。
つんちゃはゴンが来なくなって、
朝は野球場内へあまり入らなくなった。

ゴンと遊ぶのを楽しみにしていた、
というわけでもないのに、なぜか・・・。
やっぱり淋しいのか？

でも、久しぶりに再会したというのに、
お互喜びあうわけでもなく、
「おやつ」へまっしぐらである。


「今朝はどうしてもこっちへ来るといってきかなかった」と、
ゴン父さんの弁。

ゴンファンであるワタシは嬉しいので、
ついうっかりおやつを取り出すと、
サッカーボールと化して飛び込んでくるのを
ゴン父さんが危ういところで引き戻してくれた。

そう！忘れてはならない。
ゴンは同じラブラドールでも、つんちゃとは比べものにならないほどの
パワーの持主なのだった・・・。

つん：あれ？　あれって、あれやん・・・。


つん：ヤツや。雨だっていうのに、「オレオレオーラ」満開や。


ゴン：おっとそこのデブラドール、ごめんよっと！


ゴン：あれ？つんだったのか？　なんかまたでっかくなった？


つん：久々の挨拶にしては、出来が悪いんちゃうん？
ゴン：真実は１つだぜ！


ゴン＆つん：とりあえず、おやつ・おやつ！


つん：太い首、ながぁ～～くして待ってんねん！
ゴン：つん、どこが首だと？


つん：正面から撮れば関係ないやん！


　

夕陽鑑賞

このところ、土曜日の夕方は海へ出ることが多い。
そこで夕陽が沈むのを見ることになる。

つんちゃ最寄り海岸には大きな橋が架かっており、
通称「ナンパ橋」と呼ばれているらしい。
橋にはハートマークやら、相合傘などがたくさん書き込まれているが、
それほどカップルが目立つわけでもない。
多いのはカメラを持ったおじさま族である。

今日も、そんなおじさまにナンパではない声をかけられた。
「この（＝橋）上に出るのは、ここからは行けないんですか？」と。

ワタシとつんちゃはちょうど海へのトンネルをくぐるところだった。
このあいだから「年度予算使い切り」の土木工事が始まっている。
「普段はその先の階段が使えるんですが・・・。」
日没は５時２０分とそのおじさんは言っていた。

みんな同じようなカメラで同じような場所から撮る。
写真のことはわからないワタシは、
それぞれが撮った写真を並べてみて、
自分が撮ったものを見分けることが可能なのだろうか？
とふと思ったりした。

沈みゆく太陽の一瞬（の何か）を捉えて表現しようとする人たち。
夕暮れの海に入って釣をする人。
「太陽ばいば～～いっ！」と無邪気に声をあげる女子高生。
犬の散歩をする人ちらほら。

左手遠くには工業地帯の煙突や建物。
右手近くには高層のマンションやホテル。
沖合いには大型船。

夕陽が沈むと海岸は一気に人影が減り、
さっきまで目立たなかった沖合いの船の灯りや街の灯りが、
一気に明るさを増したかのように思える。
祭が終わった後のようなちょっと物寂しい風景。
この夕陽が沈んだ後の余韻ともいうべき風景が結構好きなのである。
まるで映画館でのエンディングロールを見ているみたいで。
この夕陽鑑賞おまけの時間を楽しむのは春先のこの季節が一番なのだ。

日が長くなってきた。
おまけの時間も繰り下げになっていく。

つん：朝陽と夕陽って同じ太陽なん？


つん：だって、なんかヘンやん・・・。


つん：なんで夕陽だけあかいんや？
　　　うちみたいに赤い服を着るんか？

そのココロは？

ヒトはその行動に何かと理由を求められる。
格好良いところでは、大義のために闘ったり、
しょうもないところでは、始末書を書かされたりする。

理性で動く（とされる）生き物として、
なんとか説明をつけなければならないのだ。
本能で動けばケモノと言われてしまう。

その点、つんちゃはお気軽なわんこだ。
喜怒哀楽はわかりやすく本能による。
しかし、わからないのはその行動についてである。

なぜ、こう来るか？
どうして、そう出るか？

つんちゃは野球場へ向かうのに家の前の道路を渡る。
その際に中央分離帯で、ＰＩＰＩをするのだ。
それがこのところのお気に入り？。

後方にある信号機が赤を示し、
車が止まっている時、
ワタシははらはらしながら、
つんちゃのＰＩＰＩ待ちを余儀なくされる。
あ～～あれが青に変わるまでに終えてくれ～。
こんな中央分離帯で犬におしっこさせてるヤツって思われたくない。
例え見ず知らずのヒトに対しても恥ずかしい。
いや、知っているヒトが車で通りかかったら噴き出すだろう・・・。
「なにやってんだ？え～～こんなところでぇ～？」って

車は当然のことながら左右を通る。
「中央を分離している」のだから、そりゃそうだ。
幅はつんちゃが踏ん張って広げる幅より”のりしろ”程度に大きいだけ。
不安定だろ？常識的には・・・。
中央分離帯を選ぶか？フツー・・・。
そのココロは謎、である・・・。

つんちゃ、オチを教えてくれ！