ヒト思うイヌ、イヌ思うヒト

アメリカの刑務所で受刑者に犬を訓練させるという更生方法が取られているというのを
テレビ番組で何度か見たことがある。

今回も「project pooch」と名づけられた更生支援策を行っている刑務所の様子が紹介されていた。

まだ若い受刑者たち。
みんな犬から忍耐と信頼を”教えられ”、
とてもいい表情をしていた。

自分が愛情を注いだ犬を手放すときの淋しい思いと、
立派に育てあげた誇らしげな気持ちが交錯する、
譲渡家族へ引き渡す別れのシーンはじ～んとくる。

犬は人間から愛情を注がれるために存在しているのだと言わんばかりの
一途な心を持っている。
虐待された経験を持つ犬でも、再びヒトを信頼することができるのだと驚かされた。
そこまで心を快復させた受刑者も、
犬を育てることによって得られたものが大きいことを語っていた。
人間への不信感を犬によって快復できたのだろう。

犬を世話するというのは表面上のことで、
犬に支えられていることが多いと思う人は少なくないのではないだろうか。
そう考えると、犬はただの愛玩動物ではなく、
共生するパートナーなのだ。

”つんちゃ薬膳メニュー”のメインはサーモン(４切れ＝280g)
エキストラバージンオリーブオイルで表面だけをカリっと焼いたレアーに仕上げた。

副菜は昨日準備しておいたものを使って。
トッピングにすりゴマを加えた。
夕飯にはわんこスープを注いで暖かくした。

つんちゃ、おいしそうに平らげた。
つん：ええな～これ、んまんまやん
（陰の声；明日も副菜はこれだよ～。作るの結構手間かかるから、
　まとめて２日分用意しちゃったもんね）

医食同源

つんちゃの「デキモノ切除」以来、健康食に対する関心がより一層増した。

食を楽しんで、健康でいられるようにしてあげるのがワタシの務め。
そんな折、お友達わんこのママから、レシピをいただいた。
いつもの材料をきざんで蒸し器にお任せという”蒸し料理”とは違って、
小豆や干ししいたけや昆布などを水でもどし、
ご飯を炊き、
ごぼうを灰汁抜きし、
人参をすりおろし、
といった工程がいろいろある。
手間はかかるのだが、「毒出しメニュー」なのだ。

普段、お散歩でガウガウ言っているつんちゃは、
ストレスを発散して、心の毒出しをしているが、
食物で知らず知らずのうちに溜まっている「毒」は
ワタシが工夫してやらなければ、本犬にはどうしようもない。

教えていただいたレシピを基本にこれからも
自分なりに工夫を加えて、
「つんちゃのための薬膳メニュー」として進化させていきたい。

とりあえず材料を揃えてみた。
”本家”と少し異なる材料もあり。
かぼちゃ・人参・牛蒡・大根（＋葉）
小豆・干ししいたけ・昆布・煮干
古代米
生鮭



こちらは”本家”レシピ。
チェリーままの研究の成果。


つん：うちが毒出してるって？ストレスたまってんねん。。。

つん：マッサージももうちょっとしてほしいねんけど・・・。



本日の”つんちゃワン”
　メイン＝鶏ムネ肉（320g)・ささみ（120g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・しいたけ・舞茸・セロリ・大根・白菜・人参）
　その他＝パセリ・おから
　スープ＝わんこスープの素・ビタミンハーブ
　おやつ＝ブロッコリー・アボガド
　ご相伴＝ブリオッシュ・柿
　サプリ＝アースリスージＧ・カルシウム

つんちゃ薬膳メニューは明日登場！

明るい方へ

その詩人のことを知ったきっかけは、
萩・津和野を旅行した際に立ち寄った仙崎という小さな漁港の
お土産物屋にあった本だった。

金子みすず。
１０年くらい前のことだ。
よく知られるようになったのは遺稿集が発掘された約２５年前からだというが、
ワタシは知らなかった。
その後、テレビドラマ化され、
生誕１００年という年にあたる２００３年には記念館がオープンしたらしい。
ちょっとしたブームのように、あちこちで名前を見かけるようになった。

余計な知識をもたないまま出会った金子みすずの詩の中で、
スゥ～ッと心に入ってきたのが、この「明るいほうへ」という詩だった。



明るいほうへ

明るい方へ
明るい方へ

一つの葉でも
陽の洩るとこへ。

やぶかげの草は。

明るい方へ
明るい方へ。

はねはこげよと
灯のあるとこへ。

夜とぶ虫は。

明るい方へ
明るい方へ。

一分もひろく
日のさすとこへ。

都会に住む子らは。

暗い気持ちになる時は、この詩をつぶやくと、
「そうだ、明るい方へ向かなくちゃ！」と思う。
明るい方へ向くことで、暗いことが照らし出されて明るくなる気がするのだ。

わんこはいつも「明るい方へ」向いている。
ゴンはお散歩の相棒がしばらくの間「アンクル・ゴン」に交替していても、
元気で陽気ないつものゴンだし、

迷っていたけど去勢手術をしたディックは、
何事もなかったかのように、今朝、公園で嬉しそうに近づいて来た。
抜糸は明日だそうだ。

厳しい局面に身を置くときは、
意識して「明るい方へ」


ディック：あ、おれぇ～


ディック：おかまちゃんになっちゃった


つん：あっかるいなぁ・・・。



ゴン：オレはいつもあっかる～～いぜぃ



本日の”つんちゃワン”
　メイン＝鶏むね肉（360g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・かぶ・白菜・えのき・しいたけ・人参・もやし）
　おやつ＝ヨーグルト・ゆで卵・カッテージチーズ・米ぬかパン
　ご相伴＝ベーグル・あーちゃん家からもらった北あかりで作ったポテトサラダ
　スープ＝味噌
　サプリ＝アースリスージＧ・カルシウム

つんちゃのToday's Report

タロ兄が幼稚園に通い始めた頃、
トンポッチおばちゃんは毎日、興味津々で尋ねた。
「今日は何して遊んだの？」
すると、「べびーぶおっく（＝ベビーブロック）」との答え。
翌日も「今日は何して遊んだの？」
やっぱり「べびーぶおっく」との答え。
その翌日も、そのまた翌日も、「べびーぶおっく」。
ついにトンポッチおばちゃんは聞くことをやめた。
「あの幼稚園には他におもちゃはないのか・・・？」

ワタシが帰宅すると、つんちゃはいつも玄関マットの上でお出迎えしてくれる。
しっぽブンブン、おしりフリフリ。
そして、今日、どんなことをし（でかし）たか、報告してくれるのだ。
母は、こういう場合、現場保存しておく主義。

今日はワタシのお散歩バッグが散乱していた。
嬉しそうに成果を報告するつんちゃの口には、
お散歩用のお財布がしっかり咥えられていた。

犬は３歳児くらいの知能を持つと言われている。
つんちゃは少なくとも４歳の時のタロ兄より、
遊びのバリエーションとその報告においては優っているようだ。

つん：これは今日の釣果やねん！へっへーー（得意満面）

現場保存は重要。

つん：軽いねんけど、この財布・・。

つん：暖めてみよ。増えるかな？

つん：遊んでほしいだけやねん・・・。



（ツルのひと声：これでどーだっ！）

つん：手打ちといこうやん。



本日の”つんちゃワン”
　メイン＝サーモン（280g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・えのき・しいたけ・かぶ・白菜・小松菜・人参）
　その他＝おから・納豆
　スープ＝粕
　おやつ＝米ぬかパン・ヨーグルト・カッテージチーズ
　サプリ＝アースリスージＧ

ヤブイヌ・・・もどき

台風２０号が近づいている。
１０月も終わりというこの時期に。
雨は冷たく、長時間のお散歩には不向きだ。
さっさと切り上げて帰ろうとするこちらの心を見透かしたかのように、
つんちゃは粘る。

今朝はお気に入りの植え込みにいたくご執心だった。
低木の中に潜り込んで出てこない。
先日テレビで紹介していたヤブイヌのことを思い出した。
短い足で穴掘りが上手。
水掻きを持っているほど泳ぎが得意。
メスでもマーキングをする。
なんだか、被るキャラをお持ちのヤブイヌさん。

でも、その姿は犬というよりイタチに似ている。
南米に生息する原始の犬なのだそうだ。

番組ではココノオビアルマジロを主食としていると説明されていたが
穴で静かに寝ているアルマジロが気の毒で・・・。
つんちゃもよく公園で穴を掘ってしきりと土を食べている。
ミミズでも食べているのかと思って何度も確認したが、
いまだにその事実はなく、
もしかしたらココノオビアルマジロを狙っていたのか・・・？

”もどき”としては、本家に近い行動をとるものの、
あくまで”もどき”なので、マーキングも逆立ち姿ではなく、
離陸体制の飛行機の角度でしゃがんで放水している。
（つん：うちに逆立ちしろって？そりゃぁ、”逆立ち”したって無理ってもんや）

ヤブイヌもどきの生息場所は、深いヤブではなく、ちょっとした植え込み。

獲物はアルマジロではなく、野球のボール。結構な捕獲率を誇る。

今日はなかったらしい・・・。


ヤブイヌもどきも後退は得意。
”もどき”なので、スピードはないが・・・。


”もどき”は穴では眠らず、マニフレックスの上で、
高さ調整されたクッションを枕におやすみする。



本日の”つんちゃワン”
　メイン＝まいわし（340g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・かぶ・小松菜・白菜・人参・しいたけ・えのき）
　その他＝おから・すりゴマ
　スープ＝粕
　おやつ＝米ぬかパン・アボガド・ブロッコリー・白いたいやきのみみ
　サプリ＝アースリスージＧ