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負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

研究しながらバイトできるの?

2023-03-20 12:43:00 | 研究室ぐらし(修士)
「どーしてもバイトしないと研究できません!」という苦学生が多くなっています。どうも。

今日は研究しながらバイトできますか?という研究室訪問シーズンによく聞かれる質問についてです。最近はですね。やっぱり苦学生も増えていますので多い質問です。

結論から言うと……。できます!

ただし、研究に支障が出ると怒られます!やめなさいと言われたりするとストレスが溜まります。お気をつけください。

あとバイト先の理解がないとストレス半端ないです。お気をつけください。

ちなみに、私自身も修論を書きながら普通に病院で臨床工学技士したり、ベビーシッターをしていました。ポスドクに言わせれば、「真似をしてほしくない院生ワースト1」だそうです。でしょうねぇ。

私自身が両立のために気を付けていたこととしては、

バイト選び
→学位取得に前向きなバイト先や勤務時間を自分で選べる派遣のような仕事を選ぶ。人間関係はドライでやることやってれば咎められない雰囲気だとなおよし。

業績を出す
→業績でてたら基本ぐうのねもでません。研究室を黙らせるには業績です。

ゼミには出る
→急ぎ研究室の必須行事は何が何でも出るようにしておけば問題ないです。ちなみに私は臨床工学技士についてだけは、なぜかゼミを休んでも可というお達しが出たのでゼミの日に普通に手術室にいたりしました。

あたりです。特に大学院生がバイトするにあたってはバイト先の理解と協力、ゼミサイドの理解がないと学位がとれません。そして、その協力を得るには、ゼミ全体でみて協力したい人である必要があります。なので、もしやるならいったんゼミでの関係を最大限よくしてから挑むのをおすすめします。

論文掲載証明の出し方

2023-03-14 08:24:00 | 研究室ぐらし(修士)
さて、卒業生や修了生で学内賞受賞予定の方の多くは今、業績などの提出をしていることかと思います。

どうも。

その中でも今日は特に、論文の掲載証明のお話です。特に院生になると学内賞の選考にあたって、発行日の記載が論文本体にない場合、掲載証明の提出が求められます。後proceedingsなんかも、基本発行日が書いてないんで必要です。

その場合、学会に依頼して証明書を出してもらうか、データベースに収載されているのであればデータベースの発行年月日が記載された部分を提出するかで乗り越えます。なお、オフィシャルの場合はもれなく発行日証明が必要ですのでお気をつけ願います。

この場合、およそ一ヶ月前に依頼をして、なんとかお出しいただく格好です。比較的慣れていて、事務局対応がスムーズに行って2週間です。うまくいかない場合は、もっとかかります。そして多くの場合、大学ってのはこういうお知らせを急に言ってくるので間に合うかヤキモキしながら待つことになります。精神衛生上よくないですね。

こうならないためには、あらかじめ発行年月日の記載が論文本体にないことが掲載時点で確認できた段階で、なんか理由つけて発行してもらうのをおすすめします。理由はなんでもいいんです。例えばproceedingsなら「大学への旅費申請のため掲載証明が必要」とか。ま、とにかく時間にゆとりのあるうちに発行してもらうのをお勧めします。

ちなみに採録決定(in press)の場合、採録通知(acceptable letter)を出せば業績カウントできますので、諦めず頑張ってください。

修士はストレートで修了可能?修了できない可能性は?

2023-03-09 17:24:00 | 研究室ぐらし(修士)
昨日の続きです。

で親御さんとしては「OK、ポテンシャルが伸びるのはわかった。でもストレートで修了できるの?」という心配が次に降りかかりますよね。特に学部の成績が下の方で、推薦できる成績が取れていなくて、卒研前とかの研究歴的なものもないと尚更です。

これに関しては、「大丈夫と断言はできないが、研究業績と学部の成績は比例しないので安心してほしい」と改めてお伝えしたいです。

実際私も学部の成績はいい方ではありませんでした。学外活動に熱心だったせいです。でも、修士では最終的に受賞するかもというところまで漕ぎ着き、学会発表も半年一回のペースで論文投稿とともにコンスタントに行っていました。なお、学部時代を知る先生たちは「ここまで成績が悪く、推薦が取れないやつが修士に行った例はない。修了できないのでは」と最初は不安だったそうです。まあこの不安要素の原因の一端は、私の研究がかなり私の苦手分野に寄っていたこともあったのですが。

ちなみに私のことをダントツで不安視していた当時学科主任だった先生は、この間の最終審査で泣きました。

なお、私が見る限り、本人の理由で最短修了年限で修士を修了できない人はよほどでないといません。例えば、ゼミなど指定された日に全く来ないとか、身体・精神上の不調で休学を挟んだとかですかね。留学の場合は研究留学になるので、休学しませんし。まあ、実験が計画通り進まなくて「このままでは修了できないよ」と指導教員から脅されたり、途中でどうにも研究室を移ったら1からやり直しになったのでダメだった人は知っています。まあ大体そういう人は卒研の段階で黄信号です。なお、昨今のコロナが理由の場合は、環境が用意できてないという点もあってなあなあにして修了させている大学も結構あるようです。参考まで。

なので、逆にいうと

休学になるような不安要素がある

卒研の段階でうまく行っていないようだ

というケース以外は大丈夫だと感じています。ご安心ください。

ちなみにゼミに全く来ない方は、まず卒研の段階でもサボるんで、卒研で落ちていき、修士に上がることは滅多にありません。もし修士になってから行けなくなったのであれば、それは環境要因が大きいので、ストレート修了を犠牲にしてでも研究室を変えるべきだと個人的には思いますね。



【親向け】大学院進学で伸びる能力

2023-03-08 16:59:00 | 研究室ぐらし(修士)
え〜、「親への進学説得がしんどい」というご相談が増える季節になりました。もったいないですね。とにかく説得してください。研究は楽しいことはすでに想像できるから、そんな考えに及んでいるわけですから。後は説得するだけです。

どうも。

で、親御さんにとって多くの懸念は「ストレートで修了できるのか」「能力が伸びるか」ですよね。あと金。でもお金のことは、日本学生支援からの奨学金がメジャーどころとして知られているし、事実私立大学の院だったとしても学費はこれでペイできる場合が多いうえ、業績を頑張って出せば返還免除も難くないんで、いったん忘れましょう。(院生のお金事情については私の博士ライフが軌道に乗ったところでまたお話しましょう)

今回はその中でも、院生になることで伸びる能力のお話をさせてもらいます。特に伸びる能力ですが、

精神的タフさ

プレゼンテーション力

マルチタスク

教える力

執筆能力

検索能力

です。普通に生活していても、TAなどで講義の補助は在籍中一回はしなければなりませんし、普通に研究室の学生さんの研究の面倒も見なきゃならん雰囲気だし、修論のボリュームは学部のそれとは桁違いなので、多分満遍なく能力は伸びるんではないかと。在籍中には中間審査や最終審査などもありますのでね。プレゼンを一回もしない大学院生もまずいません。

なお、グレーかブラックラボになればこれらの能力は鰻登りに上がります。まあ、耐えられれば、の話ですけどね。

それは冗談として、大学院生ってやつはずいぶん研究室によって忙しさも異なります。学会とはいっても研究会のような小規模なところで発表して終了な場合もあれば、国際会議でハデにやってこいというところまであります。でもまあどんな学会でも必死なんでね。修了する頃にはかなりでっかくなってますよ。それは保証します。

大学生・院生の表彰事情

2023-03-06 13:54:00 | 研究室ぐらし(修士)
結局ついぞ、皆勤賞はもらえなかったまなまなです。どうも。

小学校、中学校、高校と大体年度末に皆勤賞やなんやらで表彰される人がいますね。中学や高校になると、成績や生徒会活動なんかでの表彰もグッと増えて、またそれが内申にも影響するんでみんな必死でありました。

実はあまり知られていませんが、大学生や院生も表彰されることがあります。ただ皆勤賞がなくなるので、その人数は学部で2名前後とグッと減って、希少価値が高くなります。これはつまり、学部で首席卒業をした場合、ということになるのでしょうか。

なお臨床工学技士養成校の場合、臨床工学技士会からの表彰、教育施設協議会からの表彰が1名ずついます。これらは大学の表彰とは別に選ばれていました。なお私は成績がけつの方だったので、選ばれることはありませんでした。(学生団体の運営をやっていて、卒業年度の運営はみんなもらったので、大変いじられました。内緒ですが)

院生の場合、成績があまりよくなくても、優秀学生賞などをもらえる勝ち目が出てきます。評価基準が研究業績だからです。そのほか、大学からの表彰とは別で、各学会から表彰を受ける人もいます。これも評価基準は業績です。ただしこれは大学で1名など、かなり希少価値が高いです。その他、日本学生支援機構から奨学金をいただいていた場合、大学院生は業績優秀であれば返還免除をいただく人もいます。これは大学内の1/3前後です。これは表彰ではありませんが、賞状のようなものがくるので、やはり似たような存在と捉えられています。

なお、大学院生の場合、将来アカデミアに残る方は大学院での表彰歴は履歴書に書けるらしいので目標にして頑張るといいかもしれませんね。なお、私の場合も中高大と目立つ割にうだつの上がらない最後でしたが、今回は研究業績だけだったのでなんらかの賞位はもらえそうです。