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ミゾを深めるスピリチュアル3 ~陰謀論を排す~

2010-07-25 23:58:05 | m.taizo>スピリチュアリズム周囲
ウィキペディア「陰謀論の一覧」を参照すると、ずいぶんと色んな陰謀論があるものだと感心してしまいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

世の中に陰謀はあるでしょう、それは。
巷には不幸や犯罪が溢れていて、地上天国とはおよそ程遠い現実に我々は住んでいるわけです。陰謀があったって不思議ではありません。というかあるに決まっているでしょう、陰謀ぐらい。上記一覧の中にも真実の事例がもしかしたら幾つか含まれているかもしれませんし、上記一覧ではまったく触れられていないような巨大な陰謀だってあるかもしれません。

そこいらの一般人の犯罪に比べ権力者の犯罪がバレにくいというのは構造的に間違いありませんし、マスメディアの報道があまりアテにならないということも、まあその通りでしょう。ゆえに、公開されている情報や定説を鵜呑みにせず懐疑的な想像を巡らせることは確かに必要です。権力を監視する使命に燃えた昔かたぎのジャーナリストであれば、むしろ必須の心がけなのかもしれません。

とはいえ、スピリチュアリストを自称する人間が、現時点で確定もされておらず、しっかりとした裏も取れていない陰謀論にいちいち拘泥することについては、疑問を覚えますね。

ここが肝心なところなのですけれども、「裏も取れていない」し「存在が確定もされていない」というのは、これって、スピリチュアリズムが基盤としている「霊的生命」や「霊魂の死後存続」が社会において置かれている状況と、とても紛らわしい。実際には、安易に全否定したがる一部の懐疑主義者が思い込んでいる以上に、霊媒現象や再生事例についてはまともな科学的なアプローチによる調査や注目すべき事例があるわけですけれども、一般的には霊魂は証明されていない不確かなものだと言っても差し支えないでしょう。

信じない側にとってみれば霊魂説も陰謀論も同じようないかがわしさであり、いや、陰謀論よりも霊魂のほうがいかがわしいかな、ともあれ、であればこそ、ただでさえうさんくさがられる霊実在主義者は、より慎重さをもって陰謀論を精査し、よっぽど確かな証がない限りは安易に信用すべきでは無いと思うのですけれども、まったく軽々しく信じている自称スピリチュアリストが少なからず居るらしいという現実に、例えばどこかのハリケーンや大地震が気象テロであるというダークな世界観がもたらすほどではないにしても、相当に暗澹たる思いをさせられます。(時間切れ、つづけます)

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