スピリチュアリズム・ブログ

東京スピリチュアリズム・ラボラトリー会員によるブログ

【霊学的イエス論(5)】修行時代(1)

2010-08-30 00:21:33 | 高森光季>イエス論・キリスト教論
 イエスがどういう幼少時代を過ごしたかはわからない。「大工の息子」は小さい頃から奇跡をばんばん起こしたということではなさそうである。  ルカのみの記事として、  「イエスが12歳の時、一家は例年の慣習として過ぎ越しの祭りにエルサレムに行った。祭りからの帰路、両親はイエスを見失い、エルサレムに戻ってみると、神殿の中でイエスは学者たちの真ん中に座っていた。イエスは話を聞いたり質問したりし、それを聞いた . . . 本文を読む

「汝の敵を愛せよ」への道、「キライ」から「ニガテ」へ

2010-08-29 23:58:57 | m.taizo>スピリチュアリズム周囲
出会うと気まずくなるような相手って、これまで何人ぐらい作っちゃったかなあ。 今さら後悔しても始まらないわけですけれども、愚者を自認する者として、同じ過ちを繰り返さない為には敗戦記念日のように折に触れて思い返す機会があっても良いかな、なんて思ったりもします。記念日が多くなりすぎると鬱陶しいですけれども。 いくら当たり障りのある私のような人間であっても、いい加減いい歳したオッサンになってくるとトラブ . . . 本文を読む

祈りとは何か――モーゼズ『霊訓』から

2010-08-28 00:15:00 | 高森光季>スピリチュアリズム霊学
 祈りとはいったいどのようなものか。神・神々・高級霊・有縁霊に対して人間はどのように働きかけたらよいのか。  これに対して、スピリチュアリズムの霊信に素晴らしい答えがあります。  ステイントン・モーゼズによる『霊訓』の一節です。  けれどもその言葉はあまり凝縮しすぎていて、普通の人にはなかなか読解できないようにも思えます。そこで、ここに敷衍表現――噛み砕いた「超訳」――を掲載してみたいと思います。 . . . 本文を読む

【霊学的イエス論④】誕生と死

2010-08-27 00:19:50 | 高森光季>イエス論・キリスト教論
 まず、イエスの生涯の基本である、誕生と死について、すでにご存じの方も多いだろうが、簡単に整理しておこう。  生まれは、当時のイスラエルでは北部辺境にあたるガリラヤ(国というのでもない州みたいなもの)のナザレという村である。  パレスチナ地方というと、砂漠と死海という、日本人からすると不毛の地のイメージがあるが、必ずしもそうではない。特にガリラヤ地方は、ガリラヤ湖で魚は獲れるし、周囲には緑が拡が . . . 本文を読む

霊的な成長方法6(birch99)

2010-08-25 00:00:01 | birch99的スピリチュアリズムを基盤として
’birch99的スピリチュアリズムを基盤として’カテゴリーからの投稿です。 さらに、日常において実践できる手法として、どんなものが応用できるでしょうか。 最近、ホ・オポノポノという言葉をよく耳にします。私的には一冊の本しか目を通 しておりませんし、セミナーも受けておりませんので詳しくはよく知りませんが、 古代から行われてきたと信じられているハワイに伝わる癒しの方法のようです。更 に1980年 . . . 本文を読む

【霊学的イエス論③】大まかな時代的・宗教的背景

2010-08-23 01:19:18 | 高森光季>イエス論・キリスト教論
 イエスの言行の話に入る前に、やっぱりざっと時代背景みたいなものを押さえておかなければならない。といっても細かい話は面倒なので、ごくごく大雑把なことだけを。  イエスは紀元前4年頃生まれ、紀元30年頃に刑死したというのが現在の定説である。  この頃、あのあたりは、地中海全沿岸から中東のイランくらいまで拡がる、「ヘレニズム文化」に包まれていた。アレクサンドルの大帝国によってギリシャ文化が拡がり、そ . . . 本文を読む

この一週間

2010-08-22 23:51:47 | m.taizo>日常から
お盆前後の一週間、自称スピリチュアリストとしてどう振る舞うべきなのか考えさせられる場面が集中しました。 前回の「来客に」は14日土曜のことでしたけれども、この話には続きがあって、スピリチュアルな話題を極力避けようとした私の意志に反し、元同僚はいくらか強い好奇心を示してスピリチュアルな問いかけを私に発し、でもそれに対していざ私が説明をしようとすると深入りへの警戒を窺わせるような、奇妙な押し引きの磁 . . . 本文を読む

断定や命令がお好きですか (高森)

2010-08-21 00:27:14 | 高森光季>その他
 連載もの(しかも直接スピリチュアリズム論ではないもの)ばかりだとつまらないので、  土曜あたりに、気楽なこぼれ話やよた話を書けたら書こうかなと思いまして。  コメント・雑感などもご気楽にどうぞ。       *      *      *  私は常々思っているのですけれども。  どうして多くの人は(多くはないか)、「断定」や「命令」が好きなのでしょうかね。  スピリチュアルと称する人、霊能が . . . 本文を読む

【霊学的イエス論②】人間イエスの記録(共観福音書問題)

2010-08-20 00:17:09 | 高森光季>イエス論・キリスト教論
 まずは、イエスをめぐる「情報」についての、基礎的なことからおさらいしていくことにする。  「聖書」というのは、「旧約聖書」と「新約聖書」に分かれている。何だこれは、と思うのが普通であろう。で、キリスト教では、旧約はキリストが出現する以前の「神様との古い契約」、新約はキリストによってもたらされた「新しい契約」だと説明する。  ずいぶんな話である。  「旧約聖書」と呼ばれているのは、古代ユダヤ教の . . . 本文を読む

霊的な成長方法5(birch99)

2010-08-18 00:00:01 | birch99的スピリチュアリズムを基盤として
’birch99的スピリチュアリズムを基盤として’カテゴリーからの投稿です。 霊界からの良い働きかけを受け取るために受信感度を上げたり、積極的な中庸維持 の精神状態を目指す手法にはどんなものがあるでしょうか?私の知る範囲で列記し ていきたいと思います。 スピリチュアリズムの考え方が深く入り込んで、より魂の琴線に触れるようになる と、現世での生き方や考え方も変化してきます。死後も残る自分の魂の形 . . . 本文を読む

【霊学的イエス論①】キリスト教はイエス教ではない

2010-08-16 00:14:22 | 高森光季>イエス論・キリスト教論
 キリスト教はイエス抜きにはありえない。  これは誰もが認めることだろう。  よくよく考えてみると、特異な宗教である。  仏教では確かにブッダ=ガウタマ・シッダッタは開祖として崇拝されているし、その言葉は典拠とされている。しかし、ブッダ=悟った人はたくさんいたとされるし、重要なのは教えであって、ガウタマさん個人ではない。日本仏教になると、ガウタマさんより各宗派の祖師の方が前面に出てしまう。  イ . . . 本文を読む

来客に

2010-08-15 23:56:37 | m.taizo>日常から
近所の古本屋で遭遇した元同僚との世間話が長引きそうになり、立ち話もなんだからと軽い気持で部屋に招きいれ、ヤッカイなことに気付きました。パソコン周囲に積み上げられていたり、棚に収まっている本の多くがスピリチュアリズム関連書籍で、所蔵本というのは個人の趣味や志向を無防備に晒しているものなのでただでさえあまり見せたくないものなのですが、それでもスピリチュアリズム学習以前はそれほど気にしておりませんでした . . . 本文を読む

死者にどう祈るか――悲しむことではなく (高森)

2010-08-14 11:06:17 | 高森光季>スピリチュアリズム霊学
 お盆でもあり、敗戦記念日でもあり、死者を想う夏です。  少し突っ込んだ、場合によっては反発されるかもしれないことを書きます。       *      *      *  通常、死んだ魂は、次第に地上時代の細かい記憶を失っていきます。地上への未練も薄らいでいきます。  悲惨な死に方をしたとか、死ぬ時に表層的な意識で何かを願っていたとか、そういうことは、実は多くの場合、あまり後まで残りません。 . . . 本文を読む

「宗教なんてもういらない」

2010-08-13 00:21:17 | 高森光季>スピリチュアリズム霊学
 前にもちらりと触れましたけれども、まあ、私は結構なジジイですが、柄にもなく2ちゃんねるやそのまとめサイトなんかを覗く趣味があり、それを告白するとあきれられたり白眼視されたりするのですけれども、2ちゃんには「宗教なんてもういらない」というようなスレッドが定期的に立つわけです。そこではほとんどが罵倒・誹謗で、擁護するような意見はきわめて少数です。罵倒・誹謗といってもほとんどが感情的反応(「脊髄反射乙 . . . 本文を読む

霊的な成長方法4(birch99)

2010-08-11 00:00:01 | birch99的スピリチュアリズムを基盤として
’birch99的スピリチュアリズムを基盤として’カテゴリーからの投稿です。 次に嗜好品などについてです。これらも肉類摂取と同様に、常用、執着、依存する (中毒)とアストラル体の振動数が下がるとされています。 下記にシルバーバーチの霊訓から「アルコール」「タバコ」「麻薬」がキーワード となっている箇所を抜粋します。 ---------------------------------------- . . . 本文を読む