私は男です。言わなくてもわかっていると言われるでしょうけど、このテーマは、やはりあらかじめ断わっておかないといけないように思います。つまり男ゆえの偏見が入っていることを。 性の問題は男からの見方と女からの見方は、かなり違うような気がします。 人間は、たいてい、性の欲望を持っています。けれどもそのあり方は、男か女かによって、だいぶ様相と強さが違うらしいのです。 性欲というものは、単に肉体的 . . . 本文を読む
さて、イエス伝中、最もクリティカルな(重大かつ繊細な)問題にたどりついた。
「復活」である。
キリスト教はこの点に様々な意味を注ぎ込んで教義の根幹とした。一方、近代の「反超越論的」学者たちは「イエスの無残な死を補償するための神話」とする。
いずれに真実があるのだろうか。
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イエスは十字架という残虐な刑によって死んだ。その遺体はアリマタヤのヨセ . . . 本文を読む
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●世界という幻
・人間に音として知覚される空気の振動は、もちろん限られた範囲であって、個人差がかな
りありますが、低い方は十六ヘルツから三十ヘルツ位、高い方は一万五千ヘルツから二万
二千ヘルツ位が普通です。
・犬は人間よりも一 . . . 本文を読む
十字架刑というものが、非常に残酷な刑だったことは多くの人が指摘している。
ちなみに改めて繰り返せば、釘は手の平に打たない。腕を貫通させる。重さを支えられないからである。足はまとめて一本打たれるようである。出血死、ショック死もあるが、窒息が主な死因だそうだ。前島誠氏の記述を引いてみる。
《受刑者は出血と疲労、呼吸困難と衰弱が重なり合い、窒息や心臓麻痺などを引き起こして死に至る。……とくに呼吸し . . . 本文を読む
人間にとって一番の苦労は、肉体という牢獄に閉じ込められていることでしょう。 「私は、いかにして〔霊という〕この大いなる富が〔肉体という〕この貧困の中に住むに至ったかに驚嘆している。」(『トマスによる福音書』29) 「地上の普通の不可知論者の考えているような土くれの肉体の中に住むことなどは、われわれからみればまさに死せる状態としか思われないからである。」(『不滅への道』序文) 「地上生 . . . 本文を読む
宗教権力と衝突したイエスが、その後どうなるかは、受難物語が詳しく書いているが、この物語はそこから「歴史の事実を再構成することはほとんど不可能」なものである。
受難物語の時系列的いい加減さを改めて見ておくと、
・仮庵祭(3月)にエルサレムに入る。神殿を見回ってベタニアに退出。
・次の日、エルサレム再入城、空腹を覚え、実のないイチジクを呪う。
・神殿での破壊行動。帰途、イチジクが枯れている。 . . . 本文を読む
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●世界という幻
私達が外の世界(と思っている)を知覚するための窓になっている、五官を通して入ってき
た情報が、どのようにして私達自身の世界観を造り上げているのか、そして私達の「見てい
るもの」は実際には何なのかと言うことを観ていくこ . . . 本文を読む
受難物語は、イエスの「予言」から始まる。
《ガリラヤで活動しているある時、イエスは弟子にこう尋ねた。
「世間では俺のことを何だと言っているんだろう」
弟子は答えた。「バプテスマのヨハネの生まれ変わりと言う人もいます。メシアが来る前に再来するエリヤだと言う人もいます。新たな預言者が現われたと言っている人もいます」
イエスはさらに尋ねた。
「お前たちはどう思っているんだ?」
シモン・ペト . . . 本文を読む
他愛のない雑報です。
NASAの観測によると、太陽の地球側の表面に、超巨大な円形の
模様(磁気リングとのこと)が発生したそうです。
「In Deep」というブログが紹介しています。
http://oka-jp.seesaa.net/article/165998949.html
きれいで、ちょっと巨大な(巨大すぎるw)眼球のようにも見えますね。
同頁には太陽と地球の大きさ比較のイラストも . . . 本文を読む
2ちゃんねるの話題で恐縮ですが、「お前らが本当に欲しいものって何?」というスレッドがありました。
匿名の「落書き」ですから、ふざけたものや、とにかく面白い答えを書こうとしたものもあるわけですけど、中にはけっこう正直なものもあるようで。
「金に決まってるだろ」というのが多いようですが、ちょっと気の利いた書き込みを拾ってみると……(まとめサイトからのさらなる抜粋です。名前欄は機械がランダムにつけ . . . 本文を読む
イエスの人生の最後の部分、それはあの「受難」の物語として語られる。イエスは自らが「捕らえられ、殺される」ことを予言し、エルサレムに向かい、予言のごとく逮捕され、殺害される。
この一連の出来事に描かれるイエスは、ガリラヤで病者を癒し様々な講話をしていたイエスとは、明らかに趣が異なる。「一次イエス」に対して「二次イエス」と言われるゆえんである。
「二次イエス」については、非常に論じづらい。無視 . . . 本文を読む
【①第一回予言】
8:27 イエスは弟子たちと共に,カエサレア・フィリピの村々に出発した。その途中で,彼は弟子たちに尋ねた,「人々はわたしをだれだと言っているか」。8:28 彼らは彼に告げた,「バプテスマを施す人ヨハネ,またほかの者たちはエリヤと言い,さらにほかの者たちは預言者たちの一人だと言っています」。8:29 彼は彼らに言った,「だが,あなた方はわたしをだれだと言うのか」。ペトロが答えた, . . . 本文を読む
私は、霊の存在を信じ始めた頃、まだ、向こうの世界とこちらの世界には、大きな隔たりが
あり、霊は存在しても、それは死後の事であって、この世での生き方とは、あまり関係ない
と思っていました。しかし、「シルバーバーチの霊訓」と出会って、顕幽両界は、けして隔
たれているのではなく、繋がっていることを知りました。また私たちは、この世に生きてい
る間も霊的な存在なのであり、何が大切で大事かということを知り、そ . . . 本文を読む
◆現実的には
イエスは高次の霊的存在(天使)を知っていたし、高次の霊的世界(天使たちの国)を知っていた。彼はその世界を並行的に生きていたし、この世にその世界の秩序をもたらそうとした。
では実際、イエスはどういうことをこの世において実現しようとしたのか。これはけっこう難題だ。
一つ明らかなのは、霊的な治癒である。イエスはまずそれを最大の使命とした。弟子たちにもそれを補佐させようとした。
. . . 本文を読む
すべてのことについて、大いなるもの(神)に感謝しなさい、とよく言いますね。 いただいているのだ、と。 だから私たちは大いなるものに対して、責務を負っているのだ、とも。 一方、不遇は自らが招いているのだよ、とも言われますね。 あなた自身の責任だ、誰も責めることはできない、と。 私たちは自己責任でない損害も、甘受しなければいけませんよね。 天災や事故でこうむった被害は、民事賠償はあっ . . . 本文を読む