Documentary Symphony no. 8 ‘The force of the eternal feminine’
Concert stream Symphony no. 8 Concertgebouworkest conducted by Mariss Jansons (2011)
マーラー8番は、合唱が大掛かりでなかなか演奏の機会が少ない。
それでも、近年、何かの記念コンサートの際に、ベートーヴェンの第九よりもマーラー8番をやる機会が多くなってるように思う。
2018年は、福岡、びわ湖、東京で、10日の間に、全く異なるオケと指揮者で8番が演奏される予定だったが、びわ湖は台風のために中止になったという残念なことがあった。2019年初頭にも東京で聴くことができた。
思えば、2018から、台風による計画運休というのが交通機関に出てきて、コンサートや演劇が中止される例が出てきた。そこで、払い戻しのノウハウなんかができてきたのかもしれない。今回のような数か月というのは予測していなかったろうが。
改めて、コンセルトヘボウ、凄いなと思う。演奏も合唱も独唱も素晴らしい。金管の抜群の安定度、弦の美しさ(ウィーンフィルの包み込むようなまろやかさ、ベルリンフィルのシャープな美しさとはまた異なるが)。そして、独唱に日本人の藤村が入っていたことも懐かしい。ヤンソンスは十年前ってこんな若い感じだったんだと改めて。
宗教的な雰囲気をまとった8番、ホールで聴衆として体験したい曲だが、家で聴いても厳粛な気分になった。また、ホールで体験したい曲だ。
クリスティーン・ブルワー(ソプラノ1:罪深き女)
カミラ・ニルンド(ソプラノ2:贖罪の女)
マリア・エスパダ(ソプラノ3:栄光の聖母)
ステファニー・ブライス(アルト1:サマリアの女)
藤村実穂子(アルト2:エジプトのマリア)
ロバート・ディーン・スミス(テノール:マリア崇拝の博士)
トンミ・ハカラ(バリトン:法悦の神父)
ステファン・コチャン(バス:瞑想の神父)
バイエルン放送合唱団
ラトビア国立アカデミー合唱団
オランダ放送合唱団
オランダ国立少年合唱団
オランダ国立児童合唱団
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)