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Pretenderの備忘録

マーラーフェスティバルオンライン2020 #9

2020-05-17 21:47:30 | 音楽 Classic
Documentary Symphony no. 9 ‘Contemplating life and death’ 
Concert stream Symphony no. 9 Concertgebouworkest conducted by Bernard Haitink (2011) 

ついに9番である。
9番は、5番と同じくらい聴いているかもしれない。2番や3番、ましてや8番と異なり、演奏しやすいというのがある。
最後に指揮者が終わるまでに拍手をしないでという、最近のアナウンスのきっかけは、
9番ではないか。私はひそかにブラボーおじさんと呼んでいるのだが、我先に、ブラボーと拍手したがる輩(あえて聴衆とは書かない)がいるのだ。かなり減っては来たものの、一定数。そして、もう一つ、今後は、老齢化で、認知症初期の人がどんな行動をとるかわからないというリスクもある。スマホ電源も同じことで、前の老人が切り方がわからず、切らなかったときは、こちらがヤキモキして演奏に集中できなかったこともある。
9番で思い出すのは、サイトウキネンが東京で正月に二年だけやった時の9番。もう一年は2番だった。奏者の体調不良で開演が遅れた、バレンボイム=シカゴも印象に残っている。

今回、ドキュメンタリーでは、本来予定されたフェスで振るはずだったチョンミョンフンがインタビューに登場する。受け答えは明晰だ。
ハイティンクの9番、ハイティンクは何度か聴いたが、正直、あまり強い印象はない。普通にまとめる老指揮者というイメージ。この演奏も、素晴らしいんだけど、優等生の演奏という感じがした。8番までが素晴らしすぎたからかな。

コメント
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