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Pretenderの備忘録

平成中村座 壽初春大歌舞伎 夜の部

2012-01-09 22:51:08 | 歌舞伎
1階1列5番

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

                曽我十郎祐成  勘三郎
                曽我五郎時致  橋之助
                  大磯の虎  七之助
                 近江小藤太  萬太郎
                 化粧坂少将  新 悟
                鬼王新左衛門  亀 蔵
                 小林朝比奈  獅 童
               工藤左衛門祐経  彌十郎



二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)

  序 幕 柳島妙見の場
      橋本座敷の場
      小梅莨屋の場
  二幕目 瓦町油屋の場
      同 座敷の場
      裏手土蔵の場
  大 詰 向島道行の場

  油屋娘お染/丁稚久松/許嫁お光/後家貞昌
      奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六  七之助
                女猿廻しお作  梅 枝
                  船頭長吉  萬太郎
                鬼門の喜兵衛  橋之助

演目選定は数年前の忠臣蔵もそうだが、かなり本流を意識したものが入る。
それが今回は対面。
橋之助の五郎、もう少し、迫力があってもいい。昨日の直次郎にしても、中途半端。
ただ、器用な人ではないので、荒事で暴れるんじゃないだろうか。
成田屋でなくてもそういうことをきちっとやってきた名優はいる。
勘三郎の十郎は、初役ながら、無難。あまり体調が良くないのかなあと見えた。
他は、全般にこの出し物としては軽量級が否めない。

お染久松、七之助が早替わりを含めて七役を無事に勤め果せた。
近くで見ていると早替わりも良く分かった、笑
早替わりで、影武者がいるときに、もう少し似た人がいないのかなあと思った。正月はなかなか難しいのかもしれないが、一門で必要だろう。
ここ数年、女形の大役を浅草や大阪等で勤めてきて、この人は将来の立女形候補だなあ、自覚も出てきたなあと感じた。
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