愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

にゃんこをリレー

2008年05月05日 | たっちーの部屋
今回も、独断と偏見に妄想と脚色が加わった、たっちーのにゃんこニュース
ある日のこと。兵庫県某市にある「首切り地蔵尊」に参拝に来た女性が胴体に針金を巻かれたにゃんこを発見。
「かわいそうじゃないかぁ~、なんてことすんだぁ~」と怒りに震えつつ保護。しかし、この女性、市外にお住まいだったため、「是非、助けてください!」と願いを込めて、駐在所の巡査部長に託しました。
託された巡査部長さん。「絶対に助けたるぅ~!」と使命感に燃えつつ、近所の動物病院に治療を依頼。診察してみると、胴体には太さ0・5ミリの針金が二重に巻かれ、成猫にもかかわらず体重は1・5キロほどしかなかったといいますから、かなり衰弱していたと思われます。それもそのはずで、針金は半年ほど巻かれていたらしく筋肉まで食い込んでいたんだそうです。
このため、縫合手術と約2週間の入院生活を余儀なくされてしまいました。
なんだか、このにゃんこの痛みを思うととってもつらくなってしまいました。しかし、痛みをもっとも強く感じてつらい思いをしていたのは、治療に当たった獣医さんだったのかもしれません。無償で治療を行ってくれたのです。
そんな獣医さんの思いに答えるかのように、にゃんこはみるみる回復。退院後は警察署内で面倒を見つつ、動物虐待の捜査を継続。しかし、有力な情報が得られず捜査は打ち切りに。その後、拾得物扱いになったにゃんこは、警察署の元職員の家族が自宅で面倒を見ているんだそうです。最初はおびえて人間に近寄らなかったそうですが、次第に慣れ「かわいくて仕方がない」とのこと。その後の情報はないため、現在、このにゃんこがどのように過ごしているかは不明。
しかしまさに、発見→駐在所→獣医さんの無償手術、入院→警察署→元警察署員宅、とにゃんこが善意のリレーがつながったようで、つらいながらもちょっとほっとしたニュースでした。
針金を巻いたのは人間ですが、リレーをつないだのも人間。このにゃんこに「人間っていいね!」っと思ってもらえるような社会にしていきたいなぁ。
ちなみに今回の写真は、パートナーの腕枕で寝るキジロウ。
僕の腕枕だとすぐに出ていくくせに、パートナーだと結構落ち着いています。
ちょっと悔しい…。
コメント (4)
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