
大和先端部に注目してみよう。
上部先端にあるのが菊花紋章。皇室の紋である
菊の花をあしらった日本海軍籍の軍艦である事を
示す紋章。直径は約1.5m。その大きさが、海底
探査の際に発見された未確定の沈船を「大和」と
断定する、はじめての根拠にもなった。
その大きさを実際に目でみて確認してみましょう!
次に、メインアンカー。ご存知の通り、停泊時に
船体が流れる事を防ぐため、海中に投じられる
錨の事。尚、鎖を錨とつなぐために開けられた
艦首の穴をアンカーリセスと言う。
最後に下部先端部を見てみよう。球状艦首、またの
名をバルバスバウと言う。速力や航続力を向上
させる為の造形で、「大和」が世界に先駆けて
採用した。巨大戦艦として名高い大和だが、実は
性能の割には非常に小型にまとめてあり、この
バルバスバウによって抵抗を増やす事なく、
全長を大幅に短縮させる事に成功したのである。
残念ながら、ロケセットには、このバルバスバウは
再現されていない。
by Ran