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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

「れいわ新選組」かく戦えり(13)

2020年02月16日 | 社会

思い入れれいわ新選組」総括

2019 夏
参議院選挙をかく戦えり!

 

(13)オムニバス追加 ー 衆議院選挙へ 

 

みなさん忘れていませんか? 有権者の意向が集結すれば消費税は廃止できるのです。「消費税はいやだ」でいいのです。それで経済が成り立つかどうかはあなたの責任ではありません。

これが山本太郎、れいわ新選組のデビューの信条であったのだが… マスコミ、野党、サポーターなどの不理解で揺らいでいるように見える。取り上げられるのはいいとして最近このような記事が多い。

 

 2020.2.13 読売新聞

 

「消費税率5%への減税は、人々の生活に直接かかわる関心事で、政治に希望を持ってもらう分かりやすい政策だ」「消費税率5%の旗を降ろす事はあり得ない」(2020.2.13 読売新聞)。これは新聞記者が山本太郎の言っている事を本当にそのまま書いたかどうかはわからない。無意識の悪意ある記事だと思うが「れいわ」支持者の気持ちを十分に逆なでし、サポート予備群の有権者を「れいわ」から遠ざけた。少なくとも有権者を近づける事はなかった。くそ記事

「れいわ」支持者は、消費税率5%の旗を早く降ろしてほしい、5%減税はとてもわかりにくい、と思っている。「消費税は廃止」こそ分かりやすい政策だ。最初からの印象であった「消費税は廃止」こそ「れいわ」の存在理由=レーゾンデートルそのものであった。

 

消費税率5%減税とは ──

1)各党の生ぬるい共闘オファーに思惑で応えるための(価)値引き旗印(のぼり)である。

2)高い目標より低い目標がウケやすい、という有権者を見下した政策である。

広くも深くもならない、そこに留まるだけの、凡庸な政策だ。これでは勝てない。「廃止の公約は変りません、その過程としてはまずは5%の減税です」という人も多いが、ずいぶんラクな考えだ。5%の減税が達成されるくらいなら消費税は廃止されていますよ。

 

 

「消費税は廃止」とは ──

人々の生活に直接かかわる関心事で、10%の消費税が廃止されれば、年収のほぼ1ヶ月分が各家庭で浮くことになる。これは消費生活者の感覚に直接響く朗報である。買い物が楽しくなる。なによりも平成元年以来積み上げられてきた3%、5%、8%、10%の消費税の暗雲がこれで一気に晴れる事で、本当の生活実感を国民が味わう事が出来る。これまで如何に無意識に消費税の重圧に苦しめられてきた事か、巡り合わせで、ここにきて一気に分かるのである。大げさにいえば消費税の奴隷だった事が分かる。
いまさら、たった5%では実感されない。

 

「消費税は廃止」とは ──

国民、有権者が税とは何か? 経済とは、景気とは、景気回復とは?等 「消費税は廃止」によって初めて地に着いて議論する事が出来る。政治的議論はもちろんであるが、経済的に、財政的に、有効かつ合理的な議論や論理、社会学が蓄積されていく。すでに2019年夏の参議院選挙では「れいわ」の選挙戦略に耳を傾け、若者の間で逆累進課税、MMT、消費税の法人税肩代わり、目的税の流用化問題などが真剣に論議された。まだほんの導入部、入り口の問題提起の域を出なかったが「消費税は廃止」の議論はそのまま日本経済の活性化の方向に向いていた。
5%では根本には向わず表面的な損得にとどまる。

 

「消費税は廃止」とは ──

政治的無関心層への垂直的公約である。何らかの理由で選挙投票にいかないなど政治的行動から離れている政治的無関心層は、ほとんど有権者の半数以上の厖大な政治的不活性層である。「れいわ」の提唱する「消費税は廃止」のインパクト、衝撃はこの層を揺り動かす。それは単なる消費税の減税、廃止の問題を超えて、政治のイノベーション、政治改革だと分かるはずである。「えっ、消費税は廃止できるんだ!」という驚き。これまでの政治の与野党馴れ合いの国会劇場を見せつけられてきて、ここに来て、経済問題に垂直に切り込んでくる「れいわ」の議論に動かされるはずである。
5%ではこの岩盤は動かない。

 

「消費税は廃止」とは ──

衆議院選挙はすぐそこにきている。ここにきて野党共闘はまだ煮詰まっていない。旧態依然の反自公民の老政治家たちが自作自演の共闘を語るが先は見えない。「消費税は廃止」のスローガンはもちろんその中にはない。現実を直視するべきだ。最近の山本太郎は「消費税率5%で野党が共闘できるのであれば」(同上 2020.2.13 読売新聞)などと「れば」論を盛んに言っている。もちろんそのような野党共闘は不可能だ。その言辞は「れいわ」の綱領的信条にも違反している。記事が本当なら、山本太郎の気力、知力、決断力は明かに落ちてきている。体力の方も心配だ。同志的取り巻き支持者がどのようなサポートをしているのかも心配だ。しっかり折り合いをつけるべきだ!

 

山本太郎氏はなぜ意地を張って「5%減税」 旗おろさぬ、などと意地を張っているのか? まるで与党のスローガンのようだ。有権者から見れば「5%減税」より「10%廃止」の方が大事な政治課題だ。100円のものは100円で買いたい。110円や105円や103円で買いたくない。わずかな小ゼにだと思う人は多いが、そう思って国民は長く消費税に飼いならされてきたのだ。その無意識の負担感。現実に旧年度の税収21兆円。目覚めよ!言いなりの奴隷根性。

 

 

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