思い入れ「れいわ新選組」展望
2020年
衆議院選挙をかく戦う!!
(3)消費税は「消費税は廃止」に一本化すべし
「野党は早急に太郎をリーダーにし、5%(或いは全廃)で野党共闘を纏めるべし」のような言い方で、消費税5%減税 と 消費税廃止、をしっかり区別しない「れいわ」支持者が多い。「れいわ」代表の山本太郎氏が、旧知の国会議員などとの縁を強く大事にすることも、この事の原因になっていると思う。急いで改善してもらいたい
・「消費税は廃止」が選挙争点を2分するがちんこ勝負になる事は分かるはずです。デフレ経済を撒きちらしながら政治は消費税10%までこぎつけてきた、「消費税は廃止」はこの保守悪政をこの選挙で一挙に廃棄しようとする戦略である。…とは言いながら、現状の「れいわ」の停滞の状態では勝ち目がみえない…。そうではなく、それが政治改革であるいじょうは地すべり的な勝利を目指して選挙戦を戦う必要がある。ポイントはどこか?
2020年 衆議院選挙 基本的な戦い方
・通常の選挙のように、選挙演説、票読み、宣伝カーみたいな選挙戦は「れいわ」はやらない、という事は昨年2019年夏の参議院選挙で経験済みである。今度の衆議院選挙はホップの次のステップである、地すべり的勝利の選挙にしていかなければならない。その戦略は新たにどうあるべきなのか?! 支持者みんなの課題はつづいている。
中 淳志 笠置町長
(1)京都府笠置町長選挙がホットな参考事例 地方首長の選挙であったがここにはいろんな意味でれいわ新選組の選挙の戦い方が見える。新聞記事「京都府笠置町長選が(3月)15日、投・開票され、無所属新人で写真家の中淳志氏(61)が、無所属新人で前町議会副議長の坂本英人氏(39)=自民党、立憲民主党、国民民主党推薦=を僅差で破り、初当選を果たした。…共産党が自主的に応援していた。…坂本氏は国政与野党が相乗りし、組織力を生かした選挙運動を展開したが、及ばなかった。投票率は74.98%で前回を5.59ポイント下回った」(3/15 京都新聞抜粋)。ここで私が注目したいのは投票率の高さである。笠置町は従前から投票率は高かったが、このように選挙が身近なものにならなければ国政選挙と言えども本当の選挙にはならない。
清新「れいわ」が参考にするべき事例である。「地元に寄り添った候補者」とは山本代表が常々言ってる事である。地域の活動家は出でよ!
(2)「れいわ」のターゲットは従前からの選挙棄権層 上の表はあちこちで昔から見慣れたデータであるがいまでも大きくは変わっていない(と思うがどうであろう?)。しかし、来る衆議院選挙では「れいわ」の最大のターゲットはこの5,000万人弱の選挙棄権者である。ここで大きく支持を得られる可能性は「れいわ」だけである。与党はそのままにしておきたいとおもっている。野党はこの層に手をつける事に消極的であった。「消費税は廃止」をもってこの層に語りかければ地すべり現象的な大勝利も現実的である。肥沃な大地を分かりやすい政治イノベーションのスローガン「消費税は廃止」の鍬で耕そう!
(3)政治的無関心層への垂直的介入 説得は「消費税は廃止」が主軸
・「消費税は廃止」は政治的無関心層への垂直的公約である。何らかの理由で選挙投票に行かないなど政治的行動から離れている政治的無関心層は、ほとんど有権者の半数以上の厖大な政治的不活性層である。同時に、将来の政治の可能性を秘めた大票田である。与党はそのままにしておきたいとおもっている。野党はこの層に手をつける事に消極的であった。わずかに「ミナセン」等市民活動があったが彼らを投票に向かわせるには非力であった。
「れいわ」の提唱する「消費税は廃止」のインパクト、衝撃はこの層を揺り動かすことになる。それは単なる消費税の減税、廃止の問題を超えて、政治のイノベーション、政治改革だと分かるはずである。「えっ? 消費税は廃止できるんだ!」という驚き。これまでの政治の与野党馴れ合いの国会の田舎芝居を見せつけられてきて、ここに来て、経済問題に垂直に切り込んでくる「れいわ」の議論に動かされないはずはない。「れいわ」だけがこの層に果敢に介入して、政治的な可能性を復活させる事が出来る。5%ではこの岩盤は動かない。
5%減税の怪
・多くの「れいわ」支持者が、100%減税(廃止)より消費税の50%(減税)が段階的にふさわしいと考えている。根拠のないあてずっぽの、この感情が、否定も修正もされずに野放しにされている。単に金銭的に消費税が5%になるというだけの損得で選挙戦略がねじ曲がりそうだ。そこに便乗した5%減税チルドレンや政党渡り鳥などが「れいわ」のエントリー候補者の中にに見えるほどになっている。
・「消費税廃止」に向かうステップとしての「5%」、とか、「廃止」より伝わるとか、分かりやすいとか、共闘の芽があるとか、最低条件とか、選挙戦略とか、── それらはすべて展望のない主観的感情です。冒頭でも書いたように、既存政党との共闘とか、たんなる減税論議に終始して発展性というものが見えない。MMT議論にしても深まるどころかお題目だけの堂々巡りがこの半年間つづいている。5%が原因です。
「消費税は廃止」の政治改革上の本当の意味
・「消費税は廃止」とはこれまで何度も書いてきたように政治的イノベーションであり、まっとうな政治改革なのです。有権者、消費者にとって身近に深刻な家計経済が、国政レベルで政治を2分する政治改革なのです。みんなで参加しましょう!!その意味があるのです。「消費税は廃止」とは、家計における消費税負担から脱却することが、むしろ日本経済のデフレスパイラルからの脱却であり、日本経済再生という国政、家計の二重の命運のかかった希有のスローガン、希望の公約、世直しの選挙戦略なのです。政治が大きく変わるきっかけになると言ってもよいのです。
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3/24 消費税の本当の被害者は中小零細企業 (4)に進む
3/1 中小企業も「消費税は廃止」を支持 (2)に戻る
2/20 5%では選挙に負ける3つの理由 (1)に戻る
つづく
・消費税の本当の被害者は中小零細企業
・「れいわ」主導主義の野党共闘
・新型コロナ「便乗」の減税のワナにのるな
・5%減税マイナス政治力学
ー臨戦体制ー5%減税云々をやめて早く衆議院選挙に備えよう。コロナで停滞している今こそ「れいわ」の支持者はしっかり自分の考えを深化させ視野を広げるときだ。基本的な戦い方は……
◆基本的な戦い方(1)京都府笠置町長選挙の高投票率がホットな参考事例(写真)。
◆基本的な戦い方(2)「れいわ」のターゲットは選挙棄権層5,000万人有権者だ。
◆基本的な戦い方(3)「消費税は廃止」のワンチーム戦略で政治的無関心層への垂直介入。
(2020.5.20)
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