宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

八月は政治の季節

2012年08月03日 | データ、転載など

ロンドンオリンピック真っ盛り、間もなく甲子園も。8月は終戦記念日の月、お盆で国民的帰省ラッシュが始まる。北海道ではフラミンゴの捕獲作戦、東北では熊の出没情報。関東以西はとにかく熱中症にご注意。九州、沖縄は雨が心配。8月はまた政治の季節、国政は消費税と政局で休むヒマがない。


写真
=仮設住宅の玄関前で「松明かし」をする住民=1日 宮古市日の出町】
(2012/08/02 web 岩手日報より)


被災地の地方政治も大きな山場を迎えている。震災から17ヵ月、そろそろ視界も開けてきた。素人政治の角度から政治を細かく見る事も必要だ。被災と救援の現実からすこし離れてドブ板をわたるようにしておらが政治にチェックを入れてみよう。


首長 平和時に選ばれた首長が、未曾有の災害に見舞われて、その平時的政治から一歩も抜け出せなくて余分な事ばかり、必要な対策は後手つづきで、乱時になんら被災者の負託に応えることが出来ないでいる。役人や役所組織に乗っかってどうにか日常業務を行っているが選挙民からは、はっきり「何もやっていない」「やり方が違う」の指摘が出ている。一番困る事は上位政府に追随するばかりで被災自治体の独創性を出せないでいる事である。住民に突き上げられるも「ない」からどうしていいか分からない。上下のバランスをとろうとするが、それはかなわず、上の言いなり。


議員 ネットにつながっている人にはよくわかる事である。3.11を経過することによって議員の活躍の程度がはっきり分かるようになった。良い結果が見えない事に驚かされる。住民に選ばれた議員がこの災害の局面で住民のためになにかしたのか? 地区住民の側に立ってくれたのか? 17ヵ月間そのような成果はほとんど目にする事がなかった。ほとんど無力、ほとんど無気力な事が分かってしまった。ブログなどネットを活用している議員の場合、議会報告など最初はよかったが、混乱局面で、ネット活動も沈黙して、かえって浮いた姿をさらすことになる。ネットで見ると明らかなだけ、一般住民も同じ感想をもっているのだ。


住民 被災者はなにか出来るかといえばほとんど何も出来ずに、思いはあっても何も出来ない口惜しさを日々感じている。自分でアクションを起こしてなにかするか、立候補をするか、書くか、言うか、いろいろ思い乱れても決心がつかない。たのむ仲間も、身も心もお互いばらばらで本音の話し合いも時間がなくてなかなか出来ない。政治の季節に選挙は大いに魅力的だが誰を推せばいいのか? 乱時の常で推せる人はなかなかいない。冷静に、今の議員をチェックするしかない。そこから始まる。再び推すか? 働きのない人はもう推せない。この17ヵ月の勤務評価は欠かせない。冷静に、早めに判断して、次に備える8月である。そこから始まる、推す人より落とす人。











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