数日前、小学一年生の息子さん(以後B君)の右足首が固まって動かなくなったと相談にいらしたAさん。
B君、12月の頭に捻挫(おそらくは内反捻挫)をしてしまい、病院でギプス固定をしてもらったのだとか。
そうそう、捻挫だからって甘く見てはいかんのです(-ω-)。
初期対応がその後の再発を防ぐカギとなるってもんで、その対応自体は間違っていないのです。
ただ、ギプスを外してみて足首が90度以上反らなくなって困ってしまったと。
診てみると、右の足首は自力で反らせても90度。
私が力を加えて85度がせいぜいです。
B君の足首には立派な拘縮が出来上がっていました。
右の足首が動かないせいで歩きもギクシャクしてしまい、このままではじきに膝を痛めてしまいそうです。
こうした拘縮の治療はコンスタントに介入することが大切です。
なので、治療の終盤に家でできるセルフケアをお伝えしました。
そうすれば、毎日通う必要もありませんでしょ!?
自宅でできたらお金もかからないですしね。
ただ、さすがに小学一年生ですから、B君自身がセルフケアを覚えるのはむずかしい。
ですので、一緒にいらしたお母さんにセルフケアの方法をお伝えし、お母さんがB君を治療する形をとらせていただきました。
それから2日後、自分(自動)で動かせる範囲は85度とまだ足りませんが、私が力を加えて(他動)動かせる範囲は70度まで回復していました。
B君の足首の拘縮は結構しっかりしたものでしたので、二日でここまで来たのにはちょっとビックリ。
お母さんの頑張った跡が見えて、嬉しかったですね
エクササイズの選択もはまったんだと思いますが、一番の勝因は「母の愛」だと思います。
次回の来院時にはどこまで変化がついているか、今から楽しみです。
↓B君のお母さんに伝えた足首の調整法はこちらの動画の10分あたりからです。