足関節捻挫後の拘縮の治療に母の愛を見る:動画あり

2016年01月10日 | 治療の話

数日前、小学一年生の息子さん(以後B君)の右足首が固まって動かなくなったと相談にいらしたAさん。

B君、12月の頭に捻挫(おそらくは内反捻挫)をしてしまい、病院でギプス固定をしてもらったのだとか。

そうそう、捻挫だからって甘く見てはいかんのです(-ω-)。

初期対応がその後の再発を防ぐカギとなるってもんで、その対応自体は間違っていないのです。

ただ、ギプスを外してみて足首が90度以上反らなくなって困ってしまったと。

診てみると、右の足首は自力で反らせても90度。

私が力を加えて85度がせいぜいです。

B君の足首には立派な拘縮が出来上がっていました。

右の足首が動かないせいで歩きもギクシャクしてしまい、このままではじきに膝を痛めてしまいそうです。

こうした拘縮の治療はコンスタントに介入することが大切です。

なので、治療の終盤に家でできるセルフケアをお伝えしました。

そうすれば、毎日通う必要もありませんでしょ!?

自宅でできたらお金もかからないですしね。

ただ、さすがに小学一年生ですから、B君自身がセルフケアを覚えるのはむずかしい。

ですので、一緒にいらしたお母さんにセルフケアの方法をお伝えし、お母さんがB君を治療する形をとらせていただきました。

それから2日後、自分(自動)で動かせる範囲は85度とまだ足りませんが、私が力を加えて(他動)動かせる範囲は70度まで回復していました。

B君の足首の拘縮は結構しっかりしたものでしたので、二日でここまで来たのにはちょっとビックリ。

お母さんの頑張った跡が見えて、嬉しかったですね

エクササイズの選択もはまったんだと思いますが、一番の勝因は「母の愛」だと思います。

次回の来院時にはどこまで変化がついているか、今から楽しみです。

 

↓B君のお母さんに伝えた足首の調整法はこちらの動画の10分あたりからです。

 

 


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