美保基地に言った4月18日の県内調査では島根原子力発電所まで足を伸ばしました。現在、新基準の適合審査中で、近い将来、再稼働に向け、鳥取県議会も意見を述べることになります。その時、感情や机上の論理ではなく、現実をしっかり把握した上で、しっかりとした意見を述べることが、県民の皆様から信託を受けた私たちの責任だと思っています。
島根原発では、古林常務(原子力本部長)、長谷川副本部長、岩崎島根原子力発電所所長兼原子力建設所長、小倉地域共生部専任部長らから話を伺いました。
免許書などでの身元確認の上、中国電力の制服に着替え、IDカードを首から下げて、厳しい検問所を通って入構です。侵入者を防ぐ整備はなるほどというものがありましたが、警備の関係上公表はできません。
貯水池では非常時に備え、3万5千トンの水を貯めていますが、うち、1万5千トンは耐震構造の池に改善したそうです。
建設中の免震需要棟です。緊急時、300人の職員がここに篭って対応します。
横には水のタンクも建設中です。
外部からの非常用電源を取り入れる装置の建設も進んでいました。
非常用発電装置です。
3号機の前までやってきました。これより先は写真撮影ができません。
3号機の周にはずっと海面から高さ15メートルの防潮堤に囲まれています。扉は気密性の高い水密扉で金庫メ-カーの特注だそうです。ガスタービン発電車など電源喪失にならないよう電源の多重化には力が入れられていました。中では核容器の蓋が開いていて、ほんとうに近くまで寄れました。様々な質問もさせていただきましたが、真摯に対応していただきました。でも、これほどまでに神経弼に、しかも、これほど多くの経費をかけてまで稼働させないといけないのかと正直、疑問も大きくなりました。今後、真剣に議論して参ります。
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