すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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台湾訪問1日目(1) 鳥取空港を飛び立ち、台中市に来ました

2013年10月24日 | 日記

 鳥取県議会は台中市との交流を続けていますが、今年は山口議員、藤縄議員、広谷議員、それに私の3人が派遣されることなりました。鳥取空港と台中空港を結ぶチャーター便が飛ぶので、その利用促進の一助にと、私たちもそのチャータ便を利用することにしました。集合は鳥取空港の国際会館です。

国際会館の待合室です。初めて利用しました。搭乗機はブラジル製のEMBRAER190。4席のシートが27列という約100人乗りの小さな飛行機です。機体整備に手間取ったため、東京便の着陸と重なり、鳥取を出たのは定刻から約40分遅れでした。

機会はこんな感じです。とても狭く感じました。テレビなどの設備もなく、国内線のような仕様です。

フライトは約3時間。台湾の山並みが見えてきました。雲の上に顔を出し、神々しいという感じです。

高度を下げると台北市の町並みが見えてきました。人口は270万人。大都会です。

定刻から35分遅れで、無事到着です。とても綺麗な空港です。

台北市役所秘書處国際事務課の職員の皆さんが出迎えていただきました。温かい歓迎が嬉しいです。

空港のターミナルも近代的です。

消防局の前を通りました。消防車は2台とも、いすゞ製です。

バスは中心市街地へ入ってきました。近代的なビルが乱立しています。台中市は、鳥取県と交流の深かった台中県と3年前に合併し、台北市、高雄市に次ぐ、3番目の直轄市になりました。日本でいう政令指定都市と考えればいいと思います。

三越です。日本資本が多くに入っている国のひとつです。

市役所前の様子です。これから公式行事が始まります。どんな交流ができるのか、頑張って具体的な果実を得られるよう努力します。

 

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台湾訪問1日目(2) 台北市役所を訪問。花博への協力という宿題をいただきました

2013年10月24日 | 日記

 台湾での公式行事のスタートは台中市役所への訪問です。

前面ガラス張りで、とても地方政府の建物とは思えませんでした。

玄関を入ると、そこにあったのはソーラーシステムの稼働状況を示す掲示板。環境への配慮はすべての国で求められています。

その右手は郵便局でした。

左手は銀行です。

上を見ると吹き抜けで、10階建てでした。

ふと見ると、一緒に来た議会事務局の職員がスーツケースを開けて、何やら探しものを始めました。今回の訪台は、訪問先が多いので、贈答品が多くなり、その結果、贈答品をジグソーパズルのように隙間なく効率良く詰め込んだのはいいものの、その結果、取り出すのが大変になったとのこと。申し訳なくて、頭が下がりました。

さて、市役所で待っていていただいたのは、徐中雄副市長。56歳。立法委員(国会議員)でしたが、胡志強市長の要請で2011年2月から現職です。

昨年1月、訪問した平井知事との交流を深めていこうという協議を受けて、4月に来県。三朝町などを訪問されたばかりです。

「鳥取県と台中市の交流は盛んです。鳥取県では緑化フェアが開催中で、エコツーリズムの国際大会も開催されるなど、緑のイベントに熱心ですが、台中市も2018年に花の博覧会を開催します。鳥取県に学ばせていただいて、鳥取県の経験、知識を花の博覧会で活かしたいし、鳥取県の皆様にもぜひ来ていただきたい。国際的なイベントですので、是非とも、鳥取県のブースを設けますので、鳥取県のフルーツなど物産をそこで、PRもされてはどうでしょうか。是非とも検討していただきたいと思います。来場者は100万人を予定しています」と話され、早速、具体的な協議となりました。

山口団長が「鳥取県に持って帰り、知事に話をしますし、県議会としても対応を協議したい」と約束されました。この会談には日台協会の皆さんも同席されていましたが、県造園業協会の方も居られ、「緑化フェアに協力したノウハウもあります。是非とも協力したい」とも話され、前向きに話が進みそうです。この後の意見交換では両国が抱える教育の問題、鳥取大学と東海大学の連携、子どもたちを相互にホームステイさせる交流などで話が盛り上がり、和やかなもうちに会談は進みました。最後に徐副市長が、「台中は気候が温暖で、生活費も日本よりはずっと安い。歳をとって他の地域で暮らす日本人が増えていると聞きますが、台中に来られませんか。日本人エリアをつくり、寒い季節は台中で暮らすという半年間の移住していただくというアイデアを私は暖めています。タイが人気だと聞きますが、台湾も暮らしやすさでは負けませんよ」という話が飛び出し、日台協会の中から「ならば私が1号になりましょう」と応じた方がいたため、会場では笑顔が弾けました。

こうした話は直接お会いしない限り、前には進みませんし、帰国後のフェローも大事です。花の博覧会は対応を真剣に検討してみたいと思います。

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台湾訪問1日目(3) 台中市議会との意見交換で見えてきた台湾の政局

2013年10月24日 | 日記

 次に訪れたのは台中市議会です。1月に完成したばかりの建物は建設費20億元。14階建てで、その豪華さには圧巻です。

張宏年副議長を訪問しました。張副議長は61歳。旧台中市の議長を務め、鳥取を訪れたこともあるという親日家です。

「旧台中県のころから、交流をしてきたが、旧台中市と合併して直轄市(日本で言う政令指定都市)になって3年になるからも交流は続いていて、その友情を大切にしたい。農業、青少年、文化の交流が深いがさらに努力していきたい。三朝町が石岡区と、北栄町が大肚区と台中県時代に結んだ友好提携を大切に今も、交流が進んでいますが、これこそ友情の証だと思います。この友情の関係を続けていきたいが、こうして、おいで頂いて、顔を合わせて、お話してこそ、友情は深まります。私は鳥取を訪れ、果物をたくさん買い、たくさん食べて美味しかったという思い出があります。今後も交流を続けていきたい」などとご挨拶いただきました。

 この後、意見交換となりましたが、三朝、北栄町の交流を県も支援していくこと、サマーキャンプなどの青少年交流はこれからも続け、さらに拡充していくこと、2018年の花の博覧会を鳥取県も応援していくこと、議員が何人もいるのは多様性の証でもあるから、それぞれの議員の得意分野と関心分野を生かしてた議員間交流を大切にしていきたい、鳥取県で来年開催される障がい者文化祭に是非お出でいただきたいなどの話が出ました。

この後、議場を見学しました。

定数は62議席で、5分の3は旧台中県から選出されているということです。議員席もマイク、電話などが備え付けられ豪華です。

民進党の議員会議室です。民進党所属の議員は26人、国民党が28人で、拮抗はしていますが、いずれも過半数は取れていません。

廊下を挟んで、反対側に国民党の部屋がありました。

市議会と市庁舎の間は工事中でした。

地下2階の駐車場になり、地表が市政公園として整備されるそうです。「直線距離ではすぐなのに、今は大回りして大変ですが、完成すれば、本当に近いです」と議会事務局の方が教えてくれました。ちなみに工事費ですが、市庁舎が40億元、市議会が20億元、この駐車場など周辺工事を含めると総額では70億元、日本円で330億円を超える大事業です。

夜は台中市議会主催の歓迎会を開催していただきました。開催の挨拶は議会事務局ナンバー2の洪鴻壌・副秘書長。締めの挨拶は曽朝榮議員でしたが、いずれも、会うことの大切さを強調されていました。

曽議員のベストには名前がありました。名前を覚えてもらう議員の苦労は日本も、台湾も変わりはありません。民進党の台中市主任委員。台中市のトップということだそうです。来年の市長選に向け、活発に動かれているそうです。陳成添議員も同じテーブルでしたが、こちらは国民党。とてもエネルギッシュな方でした。同じテーブルには台中市北屯区平和里の林里長も居られたのですが、36歳の新進気鋭の政治家です。二人の市議に挟まれた林里長は「曽市議を支持していますし、陳議員は尊敬しています」と繰り返して居られました。与野党共に気を配れるトップのようで鋭敏な感じがしました。ここでは民進党と国民党の政策や外交、経済への考え方の違いなどお聞かせいただきました。本音で話していただき、「そうだったのか」と思うことばかりでした。 

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