23日に市庁舎問題の市民集会が開かれたところ、さわやか会館のホールがほぼ満員になり、立ち見も出る盛況でした。日曜日にもかかわらず、500人超える市民が集まったことに私は、この問題に対する市民の皆さんの関心の高さを感じました。わたしもずいぶんチラシを配り、何人もの人に参加をお願いしましただけに、とてもうれしく感じています。本当にありがとうございました。
会場で市民の多くの皆さんが憤慨されていたのが、前日の竹内市長の会見を報じる新聞記事でした。新聞報道が正確だとしてら、市民アンケートで民意を把握し、市議会でも十分議論した。住民投票には4000万円~5000万円の税金がかかるので反対だという趣旨でした。私だけでなく、多くの市民が、この発言に怒りを感じています。
まず、市民アンケートは作為的で、回答を誘導しているものであることは、市民の多くが知っています。アンケートで民意を把握する場合、どれだけ注意深く設問を設定しなければならないかは、世論調査を担当してきたので、よく理解しているつもりですが、市のアンケートは噴飯ものです。結論ありきの巧妙に仕組まれた設問が多いのですが、これは、極めてにあからさまで、誰もが「建設したい」とういう市の意図がよくわかります。
市議会の議論も、十分議論が尽くされたなら、市民運動の呼びかけ人に13人もの市議が名を連ねているのはなぜでしょうか。数の論理で少数意見が十分に生かされていないことの証明だと思います。
そして、税金がかかるという指摘ですが、私は怒りを感じます。市政で一番大切なことは市民の意見を大切にすることです。市民の意見を聴くために使うお金がもったいないというのなら、選挙もやめてしまえばいいし、市の説明会をいりません。民主主義を大切にするより、効率優先で市政運営をすればいいとでもいうのでしょうか。それなら、110億円もかけてする市庁舎の移転新築こそ、中止されればいい。そうならば、110億円だけでなく、住民投票の経費5000万円もいりません。
市民の皆さん、この竹内市長の暴言を許してはいけません。この発言は民主主義に対する挑戦であり、市民のみなさんをこれほど馬鹿にしたことはありません。皆さん、市民の会に結集して、鳥取に真の民主主義を確立しましょう!!