ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

政府が「デフレ」宣言

2009-11-21 08:52:17 | 経済
菅直人副総理兼経済財政担当相が20日、関係閣僚会議に11月の月例経済報告を提出し、そこに「緩やかなデフレ状況にある」と明記したそうです。

デフレとは物の値段が下がることです。

よくこのデフレによってデフレスパイラル(企業の収益が落ちる、企業は給与を下げる、消費が落ち込む、企業は物の値段を下げる、企業の収益が落ちる)という循環が働き、経済的には、景気の悪化を進行させる悪い事と言われています。

一方で、
「給料が下がっても、物の値段が下がるんだからいいじゃないか」
「さらに給料が下がっても、さらに物の値段が下がるんだからいいじゃないか」
「給料が下がる時期と物の値段が下がる時期がそれほど離れていなければ、大きな問題では無いんじゃないか」
と考える事もできます。

デフレスパイラルは悪い事なのか、言われるほど悪い事では無いのか。
具体的に考えてみます。
デフレによって困ることは確かにあります。

例えば、家賃です。
デフレスパイラルで収入が落ちていっても、家賃は下がりません。
気に入らなければ、引越をするしかありません。
実質的には家賃が上がるのと同じです。

もっと一般的な例をあげるならば、借金です。
100万円を借りたら、100万円(+利子)を返さなければなりません。
デフレスパイラルがかなり進んだから返すのは50万円でいいよ、と言ってくれる債権者はいません。
実質的には借金が増えるのと同じです。

困ります。


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