ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

さかたりさ (62) ~シズカ式「波のまにまに」~

2022-07-24 10:53:13 | さかたりさ
静恵一脚本・演出による舞台「波のまにまに」に、さかたりさが出演した。
2022年7月7日から11日まで、両国・Air studioで上演、またネットでライブ配信された。

3つのチーム(A班、B班、C班)がそれぞれ同作品を演じるという形式で上演され、さかたはC班に参加した。

さかたが演じたのはナツミ。
高校時代にダンス部に所属していて、現在は‘チケットとか手に入らない’人気ユニットでダンサーをしている有名人という役柄。

オープニングはナツミと姉のアキホ(演:中城あすか)、二人のシーン。
アキホの結婚式に呼ばれ、東京から地元、愛媛県南部の小さな町に戻ってきたナツミ。
結婚披露宴の舞台裏で交わされている会話や、ナツミが時折見せる子供のような表情から、姉妹の母親がすでに亡くなっていて、姉のアキホがナツミの母親がわりであることが推察される。

続いて、ナツミと元ダンス部のメンバー、ナギサ(演:加藤梓)、シオリ(演:松田海優)、ミサキ(演:倉持茉央)、4人のシーンに移り、披露宴の余興として、皆でダンスを披露することになっているのだが、もう一人、ダンス部を作った張本人であり、元々は4人とは別格のエース的存在だったマリナ(演:大藤柚依)が来ていない…というところからストーリーが進んでいく。

高校卒業後、ダンサーとして名を馳せたナツミ。
それぞれの道を歩んでいるナギサ、シオリ、ミサキの3人。
その一方でただ一人、ナツミよりも先にダンサーを目指し東京に行きながら何者にもなれていないマリナ。
それぞれがそれぞれに寄せる想い、家族や社会の事情。
そんな‘波のまにまに’今に至ったそれぞれ。

迫ってくるダンスの時刻。
姿を見せないマリナ。
果たして、マリナは来るのか?
ダンス部時代のキラキラした時間を、5人揃って取り戻すことができるのか!?

…と。
既にアーカイブの配信も終了しているけれど、再演があったらネタバレはまずいので、こんなもんで。

なお、付け足しのようで申し訳ないが、ダンス部の顧問教師・マリナの母親・結婚式場の職員の三役を南山莉來が演じている。

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断片的な雑感。

「ネットではボーカルよりダンサーの力が大きいって書いてあったよ」「みんなそう思ってたよ。最後の大会はナツミの方がマリナより実力あるって」「ナツミ、最後の大会センターはあなたで行こうと思ってる」
等々のセリフで、ダンサー・ナツミに対してどんどんハードルを上げてくるので、ストーリーとは関係ないところでさかたファンをドキドキさせる作品だった。

シオリを演じた松田海優の滑舌の良さが際立っていて、絶対声優だろうと思って調べてみたのだが、よくわからなかった。

ナギサがマリナを訪ねたときに渡した「みかん饅頭」。ギャグだと思ってググってみたら、本当にあった。

さかたの立ち姿がなかなかに美しくキマっていた。ブラジリアン柔術で体幹が鍛えられた成果か?

ウェディングドレスを着たアキホは女神のようだったが、マリナのマネージャーは鬼女で怖かった。どちらも中城あすか、二役。