「踊ってみた」を題材に制作された映画『踊ってミタ』。
主演は三田役の岡山天音。
一方、武田玲奈、横田真悠、霜月めあ、りりりといった魅力的かつ個性的な女性キャスト陣の中で、ヒロインは加藤小夏。
母親の反対でアイドルグループを脱退、学校にもなじめずにいる鬱屈感からか、人当たりは極めて感じ悪い。が、しかし、非常に美しい女子高校生、古泉ニナ役。
(C)2020踊ってミタ「制作委員会」/東映ビデオ
加藤小夏
作品には、バーチャルYouTuber、ボカロ曲、ローカルアイドル、コスプレイヤー等様々なネット文化的要素が盛り込まれ、物語終盤の「第1回 クール春野山」のダンスシーンではそれらが凝縮されている。
「踊ってみた」が多くのクリエイター、多様な才能によるものであるかがよくわかる。
加藤小夏を真ん中に武田玲奈と横田真悠が脇を固めた三人のダンス(曲:私のほしいもの)、また岡山天音と武田玲奈二人のダンス(曲:太陽系デスコ)シーンはなかなかに感動的だった。
エンドロールでもダンスシーンが流されるのだが、加藤小夏と小牧那凪二人のダンス(曲:ハイドアンド・シーク)がほんわかと心を暖めてくれて、加藤小夏の笑顔で幕を閉じるという、最後の最後まで楽しめる作品だった。
(C)2020踊ってミタ「制作委員会」/東映ビデオ
小牧那凪/加藤小夏
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2021/11/22 最終更新