ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り (SCENT OF A WOMAN)

2019-05-14 05:43:33 | 映画/ドラマ
映画「ゴッドファーザー」の三作品において、中心的な役マイケル・コルレオーネを演じたアル・パチーノ(Al Pacino)。
「ゴッドファーザー」を観ていて感じたのが「何でいつも立ち位置が低いんだろう?」ということだった。
「やや上方に向ける視線がかっこいいからかな?」あるいは「上官が椅子に座ったまま直立不動の部下に指示を与えるようなイメージで演出してるのかな?」などと思っていた。
ところが、ずいぶん後になってから、そうではなくて、単にアル・パチーノの身長がそれほど高くないからだという事を知った。

演技力はすべてを凌駕する、と言ってしまっては少々乱暴かも知れないが、少なくとも私のような者には身長の高低などまるで無いものにしてしまう程の力はあると思う。

映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」、タンゴの名曲「ポル・ウナ・カベーサ(Por una cabeza)」によるダンスシーン。

The Tango - Scent of a Woman (4/8) Movie CLIP (1992) HD

字幕が無くてもこれがどういったシーンなのか、断片的でもアル・パチーノがどんな人物を演じているのかが、何となくわかるのではないだろうか?

私はこの映画を、このシーンを観たいがために観たのだが、全編から比せば、小さな断片に過ぎないことがよくわかった。
名優による名作、つまらない感想を書いてまだ観ていない人に余計な先入観を一切与えたくない、そんな作品だ。