ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

おいしい給食

2021-10-11 06:08:44 | 映画/ドラマ
『おいしい給食』はドラマが放映されたのが2019年10月から12月、映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が公開されたのが2020年3月。
どちらもリアルタイムでは全く観ていなくて、実際に観たのはごく最近で、まず映画を観て、その後にドラマを観た。

それで、なんだか妙にハマってしまって、ドラマを第1話から第10話まで順々に観て、その後に映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』を観て、またドラマの第1話から…ということを繰り返している。
あまりに観すぎて、常節(とこぶし)中学校の校歌が四六時中頭の中で鳴り響いている状態だ。

ハマりまくっているこのタイミングで、幸運なことに、シーズン2がもうすぐ始まるらしい。



ただ、残念ながら『劇場版 おいしい給食 Final Battle』後の物語ということで、舞台は常節中学校から別の中学校に移ってしまう。

御園ひとみ役の武田玲奈はもちろん、他に、給食の時間にいつも神野ゴウ(佐藤大志)の左側(向かって右側)に座っていた人形のようにかわいらしい平田風果(鈴木由紀子役)、あまり見せ場は無かったものの中元すず香を彷彿とさせる美少女岸畑来瞳(北岡千明役)などの出演が無いというのは寂しい。
まぁ仕方無いし、出演が無いと断言はできないのだけれど。


バイオハザード

2021-01-22 04:12:23 | 映画/ドラマ
映画『バイオハザード』シリーズ。
10年以上前に2まで観て、その続き、3以降を観ていなかった。

3以降を観なかったのには理由がある。
2までは、感染するとゾンビ化してしまうという危険なウィルスの蔓延を防ぐための局所的な戦いだった。
ウィルスの感染が拡大したら世界が終わってしまう。
感染拡大を何が何でも防がなければならないという緊張感、また感染拡大を防ぐために多くの人々が犠牲になるという理不尽さ、それらが世間一般に知られる事なく水面下で進行していく独特の恐怖感がストーリーの根底にあった。
ところが、3以降はウィルスが世界中に蔓延し、ほとんどの人々が感染してゾンビ化、感染を免れた人はごくごくわずか、乱暴な言い方をするならば「もう、どうでもいいんじゃない?」という世界だ。
またこうなると、ゾンビもごくありふれた外敵に過ぎず、トラやライオン、恐竜が危険で怖いというのと大差ない存在で、恐怖感の質が凡庸化してしまったと言える。
こういった世界観が3から6まで4作品も続くというのは、ちょっと退屈だなぁ…と、それが観なかった理由だ。

ただ、そういう事は気にせず、『バイオハザード』というのは最初から最後までミラ・ジョヴォヴィッチのアクションを楽しむ映画なんだと割り切ってしまえばいいのだ、という事で、この度3~6(=ザ・ファイナル)を一気に鑑賞した。

観た感想は、そのまま「ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションを楽しめる映画」だった。
細かいストーリーは気にしないのが一番。
4でアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)とそのクローン達がアンブレラ社地下要塞を襲撃するシーンは圧巻、もう最高のミラ・ジョヴォヴィッチ祭りだった。
この10人だか20人だかのアリス&クローンアリス達が集まって、ぺちゃくちゃ無駄話をしながら飯を食ってるところを想像すると、ちと笑える。

それでも、どうしても文句を言いたい事もあって、その一つがシエンナ・ギロリーが演じたジル・バレンタイン。
2ではミラ・ジョヴォヴィッチにも引けを取らない強烈な存在感を示していたのに、5で再登場した時は何だか普通に見えたこと。
演出や衣装の問題だろうか?
もう一つが、6のアクション・シーンで多用された、せわしない、極端に短いカット。
色々事情がありそうだが、正直イラっとした。


家路

2020-12-24 03:14:32 | 映画/ドラマ
『家路』は2014年に公開された映画。

監督:久保田直
脚本:青木研次
音楽:加古隆
キャスト:松山ケンイチ、内野聖陽、田中裕子、安藤サクラ、山中崇、田中要次、光石研、石橋蓮司

主演の松山ケンイチが演じる次郎は、2011年の福島第一原発の事故によって家や農地が立ち入り禁止区域となった農家の次男坊で、ある事情があって遠い過去に家を出ていたのだが、事故後に戻って来て、ひとり立ち入り禁止区域内にある家に住み農地で稲作を始める、というストーリー。

映画の中に、原発事故被災地のひとつである福島県富岡町の風景が出てくる。
公開されたのが2014年3月1日。
撮影されたのはそれ以前で、作品内の風景や登場人物の服装を見ると寒い時期ではないようなので、2013年の春から秋までに行われたものと思われる。
2011年の事故から2年後、2013年の富岡町。


(2014年公開作品、映画『家路』の55分31秒付近より)

一方、ほぼ同じ位置の、Googleのストリートビューから、この記事を書いている時点では、2017年10月に撮影された写真。


この通りは富岡町のメインストリート、街の商店街だった。
人影が無いものの2013年の時点ではまだその面影が残っているのに、それから4年経った2017年には空き地が増え、失われてしまっているのが悲しい。
今は2020年12月で、さらに3年が過ぎているので、また変わっているだろう。

私は子供時代、小学4年生から中学1年生までの約3年間富岡町に住んでいた。
だから、私にとっても、大事なふるさとである。
原発事故によって「ふるさとを失った人々」に対しては、個人的に様々な感情があって、中には口にできないものもある。
しかしながら、この映画を観て、その土地で生まれ生きてきた人と私のように通り過ぎた人では、ふるさとへの思いの深さが違うのだなという事を感じ、その深さに共感することができるようになった。



新聞記者

2020-05-17 04:29:49 | 映画/ドラマ
映画『新聞記者』。
公開されたのが2019年6月。

ここ2、3か月の間、新型コロナ対策、種苗法改正、検察庁法改正等の政治的ニュースが世間を騒がせている。
そのせいか、政治的なストーリー展開の、この『新聞記者』がしばしば話題に上る。

そんな中で、『新聞記者』を観た人の、こんな感想があった。
「もし、日本でこんな事が起こったら怖いな、と思った」

『新聞記者』はフィクションである。
しかし、私が知る限り、Dugway以外は、現実の日本で、安倍政権に対し向けられてきた数々の疑惑を模して描かれている。
映画が公開された2019年6月までの疑惑だ。
今は2020年5月。

公開から約一年が経ち、安倍政権に対する疑惑はさらに、次々と積み上げられている。
つまり、上記感想の「こんな事」は、現実にはもっと酷いことになっている。
かも知れない。

北村有起哉がよかった。
当作品や『太陽の蓋』で見られる、正義感溢れるわけではなく、妥協に甘んじるわけでもない、リアリティのある人物の演技がシブかった。


最後にひとつ。
赤木俊夫さん。
この作品を観たら、赤木俊夫さんの事を調べ、知って欲しいと思う。

『私は真実が知りたい』夫、赤木俊夫を忘れさせないために [English CC]
2018年3月7日、公文書の改ざんを命じられ自死に追い込まれた近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻、雅子さんのドキュメント。
2020/12/29
Docu Memo(YouTubeチャンネル)

--
2020/12/30 最終更新


未来少年コナン

2020-04-28 21:27:02 | 映画/ドラマ
『未来少年コナン』が再放送されるそうだ。
5月4日から毎週月曜日 午前0時10分~0時40分、NHK。

『未来少年コナン』は1978年にNHKで放映されたアニメで、監督は宮崎駿。

私は個人的に、この『未来少年コナン』に加え、同じ宮崎監督の『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)と『天空の城ラピュタ』(1986)を、宮崎駿黄金パターン三部作と呼んでいる。

黄金パターンとはこんな感じ。
主人公とヒロインが出会う。
ヒロインは強大な敵に追われていて、捕まってしまう。
主人公はヒロインの救出を試みるが、手痛い敗北を喫する。
主人公は、元々は敵だった者達と手を組み、再度ヒロイン救出に挑み、成功する。
ヒロインの敵、つまり、ラスボスと対決し、勝利する。

ざっくり書いてしまうと、な~んだ単純な話じゃね~か、という事になってしまうが、これを視聴者に面白いと思わせるのは簡単ではない、たぶん。
実際、明らかにこの宮崎駿黄金パターンを踏襲しているな、と思わせる作品に出合うことがあるが、成功している作品はあまり多くないと思う。

ーー
『未来少年コナン』で重要なキーとなっている太陽エネルギー。
太陽エネルギーによって、人類はエネルギーの枯渇という問題から解放され、我が世の春を謳歌することになるのだが、やがてその太陽エネルギーを使った戦争によって人類は滅亡寸前にまで追い込まれる…
と、物語はそこから始まる。

40年以上も前に作られた作品で、当時は原子力発電による電力開発が着々と進められていた時代だ。
この作品が凄いのは、そんな時代に、太陽エネルギーが原子力発電のアンチテーゼである、などとは言っていないところにあると思う。

何だそれ? と思ったら、ぜひ『未来少年コナン』の再放送を。
というか、余計な講釈なんていらない。
観れば面白い。
ただそれだけ。