GITANESの煙は受け入れられたとしても。
それとは無関係に・・・。
他人に話すと
「わかるわかる」と「えー、どうして」
という両極に分かれた反応が返ってきがち
なのだが、
私は自分がどこかの店の常連になることを
嫌っている。
究極に簡単に言ってしまうと面倒だからだが
イメージで言うと例えば、酒場や喫茶店に
初めて入ったあなたに向かって、カウンターに
陣取った人物やカウンターの中にいる人
(オーナーかバーテン)がジロッと一瞥を
くれる という経験があるかもしれない。
そういう経験がなかったとしても、容易に
そのシーンが想像できるだろう。
また、おずおずとカウンター席(もちろん
ジロッと視線を投げてきた奴とは何席か
離れたところだが)に座ったあなたを
99%無視しつつ、しかし自分とマスター
の、結構大きい声で話している内容が
あなたに聞こえていることも承知で
それでも大きい声で話すことをやめない
という、「お前のことなど眼中にない」
という態度がすでに眼中にあるのと同じでは
ないか という、小型犬のワンワンッ
に似たようなけん制が1%
というような状況を理解できる人も
多いだろう。
自分はまかり間違っても、そっちの
ワンワンと吠える小型犬の立ち位置に
陥らないように、つまりどこかの店の
常連にはならないようにしている。
だって、格好悪いもの。
「えー!だって常連になったら
なんだか気持ちいいじゃないですかぁ。
店の人の愛想もよくなりそうだし、構って
もらえるし、長居もできるし、どんどん
居心地よくなるじゃないですかぁ。
サービスよくなるし特典もありそうじゃ
ないですかぁ。せっかく常連になれそう
なんだったらそれを逃すのはもったいないじゃ
ないですかぁ!」
という反応をする人もいる。
だからそれが居心地悪く感じる人間も
世の中には存在するのだ。
店と客の間柄なんて、特にこちらが客の
場合はさらっとしていて、無言にも耐えられて
放っておいてくれて、短い問いに
短く穏やかに返してくれたらそれで構わない。
そういう希薄な常連と店の関係であれば
何度でも通うだろう。
「ええ!そんなのコンビニとか、スーパー
とか、そういうのと変わりないじゃ
ないですかぁ」
そもそも、語尾が小さい「ぁ」になる奴
はお黙りなさい。
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