the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 

  




GITANESを吸いながらはムリだ。
それとは無関係に・・・。


梅雨が明けた。
ということは、ツール・ド・ひとりが始まるということだ。
単なるチャリトレだけど。
(ツール・ド・ひとり ではなくて、
ひとりツール・ド・●●だろう?という指摘もあるが、
どちらにしてもどうでもいいことだ)

もちろんチャリトレは体重を落とすためである。
体重を落とすのは、着たい服も着られなくなるからだ。



いつもチャリトレは梅雨明けから秋の終わりまで続ける。
時間帯は21時30分前後から約1時間ほど。
これを週に4~5日。
その間に体重は大体3~5kgぐらい変化する。



私の自転車は、自転車屋ではエントリーモデル扱いのロードバイク
ではあるが、それでもママチャリに乗るよりは少々面倒な
プロセスが必要になる。

そもそもタイヤが細いので、パンクトラブルなどにも弱い。
乗る度にタイヤをチェックしたり空気を補充しなければ
ならない。

こういうちょっとした手間を楽しめる人ならいいのだが、
こういう煩わしさが、つい自転車から遠ざかってしまう原因と
なっている人も多いだろう。
私も後者である。


やっぱりもうちょっと手軽なクロスバイク(ママチャリとロードの
中間・ややロード寄りの自転車)が1台要るかなあ・・・
と最近考えていた。




会社所有のママチャリの後輪タイヤに溝がなくなってきて、
サドルにも穴が開いた。
会社に置いている近距離移動用の私物ミニバイクも、長い時間
乗らずに放置していたため、バッテリーがダメになり
タイヤの空気も抜けてしまった。

ここは旧知の自転車屋のおにーちゃんに助けてもらわねば、と電話。

軽トラですぐに会社まで来てくれた。




最近店を転居オープンさせたばかりの彼は、まだ30半ばぐらい。
5月13日の記事に書いた自転車屋さんである。


荷台に原付とママチャリをロープで固定する間、世間話をしたが
彼にも色々あったようだ。



そもそも、引越し前の自転車屋には20代前半で従業員として
雇われた。そこはオーナーの店舗兼居宅で、オーナーはそれなりの
年齢に達していた。
そこで働いているうちオーナーに気に入られたのだろう。彼は
「将来この店を建物ごと譲る」と口約束ながら言ってもらった。
俄然頑張って、希望をもって働いたのだろう。


やがてオーナーは自分で店を経営することを完全に止め、
上階の居宅へ隠居。それを機に店をそっくりそのまま
彼に貸すことになった。

彼は家賃を払いながら、やがて約束した「建物ごと買い取る」日
のためにさらに頑張る。
計画とそのための話し合いは着々と積み上げられていると
思っていた。


ところが、どうも元オーナーと彼の間で話がかみ合わなくなった。
早い話が、数年の間にオーナーは土地建物を彼に売却する気が
なくなったのだ。
夢の形が変わってしまった。


それならばと彼は近隣で土地を探し始めた。
ところがなかなかいい物件はなく、たまたま良さそうな土地があっても
カネに困っていない地主ばかりなので値引き交渉には応じてもらえない。
おまけに、金融機関はまだ若造で独立して数年の自転車屋さんの彼に
カネを貸してくれない。

そうこうしている間に、大手の自転車チェーンから
「隣県に出店するが、店長として来ないか?」とオファーが来た。

いい話である。待遇も悪くないし生活は安定する。多額の借金を
するリスクも要らない。


で、どうなったか?




元の店から直線距離で500メートル離れたところに奇跡的に
売りに出た土地を見つけ(随分高かったらしいが)、奇跡的に融資して
くれる銀行からカネを借り店舗兼居宅を建てて今回の転居オープン
となった訳だ。



と、積み込み作業の短時間でそれだけの話を聞いた。



自「という訳で、引き続きこの町で頑張っていこうと思ってます」
私「なるほど。」
自「幸いお客さんも大勢ついてくれたので、おかげさんで店舗を
  片付ける閑もないほど忙しいです」
私「そりゃ、すごいなあ。あ、ロードバイクの点検もやってくれる?」
自「もちろん。ロードバイク乗ってんですか?」
私「うん。もうちょっと手軽な方がいいんだけど・・・」
自「ウチにもクロスバイクやら色々ありますよ。自転車屋ですから。」
私「お、幾らぐらい?」
自「そうですねえ、ブランドによって違うけど、ウチのは平均、
  4~5万ぐらい」

『よっしゃ、買おう。』

と口から出かかる言葉を辛うじて抑え、

私「じゃあまた店に見物に行くよ。」

と自制した。



自「毎度おおきに。あ、ところでこの原付のバッテリーですけど。」
私「はい?」
自「ちょっと普通の原付に積んでいるバッテリーとは違いますんで
  少々高いですけど、充電してダメなら交換になってしまいます」
私「あ、そう。幾らぐらい?」

自「1万5千円ぐらいですねえ」





よかった、自転車を衝動買いしなくて。



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