自らの身を削ることから!

2010年03月10日 | 活動報告
昨年の政権交代は国民の期待によってなされた。しかし、今、政治は、普天間問題・政治と金・成長戦略・税収不足等々の問題を先送り、または決めかねている。期待が大きい分だけ政権に対する不信が増大している。私は従来から、改革には痛みが伴うが、自ら身を削ることからはじめなければならないことを主張してきました。民主党も国会議員の削減・国家公務員の人件費削減をマニフェストに明記したはずです。総理は、必殺仕分け人のパフォーマンスで支持率回復を目論んでいるようですが・・・。まずは、原点である公務員改革・国会議員削減に取り組むべきです。国と地方の税収が、約75兆円(2010年度予想)。公務員の総人件費は35兆円。全税収の40パーセント以上となる。税金を納める国民が苦しんでいる中、税金を給料にしている公務員が、変わらないというのは、どう考えてもおかしい。やはり、議員・公務員制度の抜本改革を最優先でやるべきです。

さて、福岡政行先生著「公務員ムダ論」ー不況時代の公務員のあり方ー角川書店をご紹介します。この本には、政治が最優先で取り組むべき課題が示されています。ぜひ、ご一読下さい。

【◎憲法15条の精神はどこへいったのか。(憲法15条公務員は国民全体の奉仕者)
 日本の国の心臓部は国会であり、霞ヶ関だ。1年間での国と地方の税金総額は約80兆円。 日本中に流れる血液だ。しかし、動脈硬化しているのか、うまく血液がながれていない。 血液の40パーセント以上が、公務員の身体に流れている。それも、恵まれている生活水準 である。明らかに、間違った血流というべき税金の流れである。日本という国に、正しい 血流が戻ってくることを期待したい。今の日本にとって、一番大切なことは、「分かち合う」ことである。限られた資源・限られた財源をどのように公平に分配するか。最弱者を どのようにして最優先するかである。・・・ 

 ◎お任せ民主主義にサヨナラ
  代議士とはあくまでも、私たちの代理人だ。4年間任せはしたが、あくまで期間限定。(ダメなら変える)ということが、選挙民主主義の鉄則なのだ。そこに、力不足の当選者が誕生しても、それも有権者の責任である。308議席の民主党の新人議員が1人のリーダーに、゜右向け右゜と言われ、゜あいさつ゜から勉強していると言う話を聞いたら「プライドを持ってやれ」と言ってやりたい。25歳を過ぎて、いや30歳を過ぎて、そんなことも出来ない人間を候補者にする政党も政党である。・・・・・   

 ◎何のための税金か。
  労働者が誰のために働いているのか。約6400万人と言われる労働者が500万人の程の公務員や独立行政法人・公益法人の職員の給与のために、働いているのは、不思議な構図である。もちろん、雨の中を市民の生活を守り続ける警察官や、火の中をくぐり抜けて人命を救助する消防士の人もいる。学校の先生方も大変なご苦労。自衛隊員も、日本の安全のためにがんばっている。そして、介護・福祉の現場も大変であり、お医者さんも看護師さんも休みなく働いている姿を見る。しかし、32兆と言うか、38兆円という税金はあまりにも多すぎる。日本再生のために、この政権交代を契機として、私たち国民一人ひとりが考えるときだと思う。・・・・・・              [公務員ムダ論抜粋]】

※参考資料 
 《国税40兆円+地方税36兆円=76兆円(2010年予測)・公務員人件費約32兆円(国家公務員  61万人地方公務員308万人)予想通りなら、全税収の公務員人件費が、40パーセント以上を占める。
  公務員の待遇①平均2500~3000万円の退職金。霞ヶ関幹部7000万~8000万②平均700万年収③共済年金月額25万以上 》

            

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