石田東四郎さんのご冥福をお祈りいたします。

2009年06月26日 | 活動報告
故石田東四郎さんのご逝去の報に接し謹んで哀悼の意を表します。
石田さんは、戦争という歴史の大変な出来事に巻き込まれた波瀾万丈の人生を送りました。中国での、生活は想像を絶するご苦労があったことと思います。私は、帰国報告会に参加させていただきましたが、石田さんの満面の笑みに、決して、希望を失わず生き抜いた石田さんの精神力に心からの尊敬の念を持っておりました。帰国後は故郷での新しい人生を温かい家族のもとお元気で暮らしているとお聞きし大変喜んでいました。ご苦労の分だけ元気に長生きしてほしいと望んでおりましたが、突然の訃報をお聞きしご遺族様のお悲しみをお察しいたしますとともに、石田さんの平和な社会を願う気持ちをしっかりと受け継いでまいりたいと思います。心より石田さんの安らかなるご冥福をお祈りいたします。

【終戦から46年たった、平成3年11月。新聞に「中国で旧日本兵らしき人物が発見されたこと」を伝える記事が掲載されました。中国の残留日本人を調査していた日中友好団が、河南省の農家に暮らす80歳前後の老人を発見したというもの。その記事を見た当時の上官が、「中国で行方不明となったかつての部下、石田東四郎に間違いない」と証言したというもの。
石田東四郎さんは、秋田県横手市増田町出身。昭和12年、25歳で中国に渡り、情報収集に当たっていました。石田さんは、故郷に無事を知らせる便りを送っていましたが、終戦直前、突然消息をたってしまいました。
国は昭和38年、石田さんを「戦死」と認定。命日は、昭和20年8月15日。それでも、生存を信じていた家族に、平成3年。「石田さんらしき旧日本兵発見」との連絡が入りました。
旧日本兵は戦後、物乞い同然の生活を送っていた所、ある中国人一家に保護されていました。頭部に受けた傷がもとで、耳は聞こえず、言葉も記憶も失っていました。DNA鑑定の結果、旧日本兵は、石田東四郎さんに間違いないことが確認されました。
そして、今から14年前の今日、平成5年6月11日。旧日本兵・石田東四郎さんは、54年ぶりに日本へと帰国したのです。翌日には、故郷の秋田へ帰り、長い間待ち焦がれていた家族の元にその姿を見せました。
石田東四郎さんは、現在95歳。妹さん家族とともに、暮らしています。(思いっきりテレビのホームページより)】



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