『北前船』構想

2006年07月15日 | 活動報告
今日の読売新聞に市民参加の北前船構想が記載されていました。
 秋田公立美術工芸短期大学の石川学長が中心となって、秋田と山形が『出羽の国』として栄えた経済圏の復活を夢見る『北前船コリドール構想』が、市民レベルで動き始めている。
 地域の特産物を生かして独自の北前船ブランドを創設、社有農場で農産物の生産や農業後継者育成を進める事業も想定しているそうです。現状の両県は、人口減、経済情勢の悪化、農業の先行き不安、高齢化等々同じ問題で苦しんでいる。その意味では、歴史的にも交流が深く、近い文化や風習がある両県が、協力を深め、人・物の流れを変え、大都会中心の発想をやめ、地方から新たな構想でチャレンジすることは地域の活性化のために、重要なことだと思います。私も、石川学長の『この地域が面白くないから人が出て行き、景気もよくならない。面白ければ、県外からも人が集まってくる。』の言葉に勇気と夢が広がってきます。市民レベルで立ち上げたこの構想に賛同し、これからも注目していきたいと思います。

北前船構想は、寄港地だった秋田・男鹿半島から山形・庄内地方まで、沿岸200キロのヒトモノの流れを変え、現代版「出羽の国」を作り出すという壮大な実験である。そして、今年10月を目標として、市民参加型の株式会社「北前船」の設立を目指している。