コンビニ変身?

2006年03月24日 | 活動報告
 本日の読売新聞「団塊のインパクト」に中高年重視の戦略をコンビニが取り始めた記事が記載されていました。コンビニエンスストア大手のファミリーマートで、弁当の企画会議が開かれその名は「親父プロジェクト」。コンビニの主力商品である弁当は従来、20~30代の男性向けが中心で、おかずはとんかつやから揚げといった脂っこいものがほとんどだった。中高年のための弁当は、その気持ちが分かる「親父」が商品開発に当たるべきだと2003年にプロジェクトが発足した。野菜の煮物をいれるなどして、やや薄味で健康に留意した弁当を考え、中高年だけでなく、女性客にも好評という思いがけない効果もあったそうだ。誕生から30年余りで、売上7兆円規模に成長したコンビニ業界だが、既存売上高は6年連続で前年実績を下回り、成長は頭打ちになった。そんな各社が狙うのが、定年退職時に生活様式が変化する団塊の世代の取り込みだ。
 そしてコンビニは若者向けとの見方はすでに過去のものになり、ターゲットを中高年にシフトしなければ生き残れないとの認識に立っている。
 戦後日本の消費を先導してきた団塊の世代は、還暦を迎え、若者文化の象徴だったコンビニの概念まで変える大きな力になっているそうです。
 少子高齢化の現代、高齢化を活力の低下とマイナスに捉えるのではなく、能力も消費意欲もある大きな市場と捉え、これからのビジネスチャンスに活かさなければならない。
 団塊の世代の人は、豊富な経験と技術そして地域を活性化する大きな力を持っています。この世代の人たちの能力を発揮できる社会構造を創ることが日本の経済を支え新しい日本の姿が生まれるヒントになるのかもしれない。
 それは、若い世代にとっても大切なことだと考えたい。