小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

石川啄木 「きしきしと寒さに踏めば」

2006-03-03 23:55:08 | 短歌・俳句
啄木の短歌はちょっと貧乏くさかったり、いじけた感じのものが教科書などにはとりあげられていますが、実はキス好きだったりします。
「きしきしと寒さに踏めば板軋む かへりの廊下の 不意のくちづけ」
「つくづくと手をながめつつ おもひ出でぬ キスが上手の女なりしが」
「やや長きキスを交わして別れきし 深夜の街の 遠き火事かな」
他にもありますが、中てられそうなのでこの辺で・・・
岩波文庫「新編 啄木歌集」等に収録。
新編 啄木歌集

岩波書店

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コメント
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