こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

『Charlie and the Chocolate Factory』(チョコレート工場の秘密)

2005年09月27日 | 読書ノート
Charlie and the Chocolate Factory (Puffin Novels)

Puffin

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 前から気になっていた『チョコレート工場の秘密』。とうとう我慢できなくなって衝動買いをした。この際,気分転換にと思い,紀伊国屋で原書(ペーパーバック)にした。

 ぺらぺらぺら・・・。何ページか目を通してみる。うん,こんくらいなら,わしでも読めるで!という訳で,早速,読み始めた。これって結構おもしろい。

 チャーリーのお家は7人家族。90歳を超えたおじいちゃんとおばあちゃんが4人。ご両親とチャーリーだ。だけど,一家の働き手は,チャーリーのお父さんただ一人。歯磨き製造工場で,キャップ貼り付け作業をやっている。しかも,収入はとても少ないので極貧生活を余儀なくされている。

 朝は,バターを塗ったパンだけ。昼はじゃがいもとキャベツの煮物。そして,夜は,昼の煮物のスープだけ。育ち盛りの9歳にはつらい。当然,おやつはなし。学校のともだちがチョコレート(やキャンディ)を食べるのをただ口をくわえて待つばかり。

 皮肉なことに,チャーリーの大好物はこのチョコレート。いつもは食べる機会などないが,それでも,1年に1度,誕生日の日には,10セントの板チョコを買ってもらえる。その小さな小さなチョコレートを,大事に大事に1ヶ月かけて,ちょっとずつ,ちょっとずつ,なめるようにして食べるチャーリー。(ああ,何と嘆かわしい。)

 そして,さらに酷なことに,チャーリーの住む街に,それも目と鼻の先に,世界一のなんとチョコレート工場があるのである。経営者のモンカさんはやり手。溶けないアイスキャンディだの何だのと,次々に,すごいお菓子をつくりだす。

 ところで,チャーリーのおじいちゃんやおばあちゃんたち。唯一の楽しみが,チャーリーにお話をすること。ヒモジイ生活で,心身ともにしわしわの彼らも,チャーリーが部屋に入るなり目を輝かせる。そして,生き生きと話はじめるのである。
 今日の話題は,このモンカさん。モンカさんの大成功を妬んだ人たちが,モンカさんの工場にスパイを送り込む。そして,そのうち,おいしいお菓子の製造法を盗み出 
してしまう。

 怒ったモンカさんは,何と工場を閉鎖してしまうのだ。時が過ぎること10年。突如,工場の煙突からけむりが・・・。あの,世界一おいしいチョコレートの復活だ。だけど,何故か,工場には誰1人出入りする人がいない。謎が謎を呼び,うわさがうわさを助長する。
 そんなところへ,モンカさんの新聞広告が届けられる。金色の当たりくじを引いた5人の子供に,工場見学を許し,秘密をあますところなくみせてくれるというのだ。ふとっちょの食べること命のグループ。大金持ちの娘ベルカ。話題が話題を呼びながら,1人1人当選者が決まっていく・・・。


 今,ここまで読んだところ。まあ,当然,チャーリーが最後に当たるんじゃろうねえ。誕生日が近いしのお。結構,おもろいで,このお話。ブログは,これくらいにして,はよう先を読もうっと!子供向けの本は読みやすいけえ,ええねえ! 


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