こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

人のためになる資本主義~原丈二にはまる

2012年06月18日 | 読書ノート
新しい資本主義 (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所

  この本は,ITが好きで,かつ強い,次世代を担う若い人たちにお勧めだ。
 何故なら,ポストコンピューティング時代の技術マップが示されているから。
 未来を担う人こそ,原氏の考え方えを知っておくべきことだと思うからだ。
 グーグルでさえ,新しい技術思想の前では時代遅れになってしまう。

  私が原丈二に辿りついたのも,30歳代の若きベンチャー企業の経営者
 に薦められたから。
  彼らは,原氏の技術マップに,次世代を嗅ぎ取っている。

  一握りの大資産家が富のほとんどを占有する米国。
  その資本主義は,一部の勝者が牛耳る,拝金思想をベースにしたものだ。

  一方,原丈二氏は, ポストコンピューティング技術を,
               みんなのためになる公益資本主義に使おうと主張する。
 
                 最新技術をバングラディッシュやアフリカから適用し
               最先端の地とすることにより,世界の価値観を変えよう
               とされている。

  これができるのは日本人。若者よ,原丈二に続け。 
 
  ちなみに,
   『だれかを犠牲にする経済は,もういらない』第3章「何でも自分の頭で考え抜く」
  から読み始めると良い。

   原氏はシュリーマンを見習い,考古学のための資金集めのために実業の世界に
  入ったが,シュリーマンもクリミヤ戦争の戦局を読みきって事業に成功し,財をなし
  て,トロイヤ遺跡の発掘という偉業を成し遂げた。
   原さんの公益資本主義は,素晴らしい未来を築くための遺跡発掘のようなもの。
  未来と過去が倒錯するが,原さんの未来の遺跡発掘にいささかなりともお役にたち
  たい。(6/26/2012 2:45 追加で記述)

 

 

 


最新の画像もっと見る