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聴くだけ! クラシック音楽で脳が目覚める

2011年01月03日 | 読書ノート
聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める
苫米地英人
徳間書店


 「胎児の頃、クラシック音楽を毎日のように聴かせた。」
と母から言われたことがある。

 だが、残念なことに私のIQは、さほど高そうにない。だから、クラシック音楽とIQに相関はないというのが実感だ。

 しかしながら、 

 モーツアルトの放つ楽曲の旋律の美しさや、
 ホロビッツのピアノの豊穣感、
 ジャズだけど、情念の香しさを臭わすバド・パウエルのピアノの音色

に触れると、断然、気持ちが良い。

抽象度が上がり、頭がよくなるかどうかはさだかでないせよ、心地よい高揚感が得られ、雑念から解放されるのは確かである。
苫米地が、「クラシック音楽をクラッシック音楽を聴くたびに、私の意識は高い抽象空間へと飛翔し、宇宙の真理に触れることができます。クラシック音楽は、いつも私に、限りない自由空間を与えてくれます。(P204)」というのも、あながち、誇張ではあるまい。

重ね聴きというのも斬新だ。
最初は、雑音っぽく聞こえるが、慣れてくると、音と対話しているような錯覚を覚える。


さて、効果のほどはどうだろう? 効果検証にはどれくらいの期間が必要だろうか? 3日なら続くかもしれないが、それ以上は無理だろう。
結局、雑念からは解放されぬよう、私の人生はプログラム化されているに違いない。


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