こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

LTCMは何故失敗したか

2009年10月12日 | 読書ノート
 ロシア経済危機に際し新興国からの資金の引上げが数日で終息すると予想。先進国の債権を空売りし,逆に, 新興国の債権を買いましたため,LTCMは,一気に破綻したのだが,何故,LTCMが混乱が数日で終息する と予測したのかさっぱりわからなかった。どうして,二人のノーベル賞受賞者を有する,ドリームヘッジファンド がこんなにも脆く崩れ去るのかわからなかった。その失敗の原因とは? . . . 本文を読む

日本の進むべき道は

2009年10月11日 | 読書ノート
「 アメリカ人の無節操な大量消費に頼って自国の経済を運営してきた世界各国の産業界も,いまや崩壊国家アメリカそのものに重大な疑念を  抱くようになってきました。それは,金融腐敗だけではありません。一方的に,イラクを攻撃した軍事的な支配がそうです。遺伝子組み換え  特許による農産物の支配がそうです。Googleブック検索によって「著者に無断で」書籍をネット上で閲覧できるサービスを広めるなど,既に  許しがたい世界支配を目論む狡猾な領域にまで入り込んでいます。」(『資本主義崩壊の首謀者たち』(P236)」) . . . 本文を読む

スカルノの言葉

2009年10月10日 | 読書ノート
 それでは,我々は,こうした経済危機にどう対処すべきなのか。広瀬氏は,インドネシアの大統領を務めたスカルノの言葉に耳を傾けよ,と主張される。  1955年4月,ジャワ島バンドンで開かれたアジア・アフリカ会議でスカルノ大統領は次のように語りました。 . . . 本文を読む

新ドル発行,通貨切下の恐怖

2009年10月09日 | 読書ノート
 「オバマ新政権の財務官僚が,新ドルを発行して通貨切り下げに踏み切れば,ドルの価値を一夜で変えることが出来ます。つまり帳簿上の トリックで,国家の負債を激減させることが可能になるのです。貯蓄率が低くローンが全米に蔓延しているアメリカでは,この数字のトリック だけで,国家と企業・国民の重荷になっている借金の大半が吹き飛ぶという寸法です。」「歴史的には,このような緊急手段は,決してあり得 ないことではないのです。」(『資本主義崩壊の首謀者たち』(P220)」) . . . 本文を読む

拡大する貧富の差

2009年10月08日 | 読書ノート
「 グラス・スティーガル法が消えた翌年,2000年には,アメリカの最上位の富裕層を占めるたった1%の人間が,全米の20%を占めて  しまいました。国民の半分を占める下層6400万世帯の総計が,全米の富の13%でしたから,その二倍近くの資産を持つという,すさま  じい貧富の差が生まれました。」(『資本主義崩壊の首謀者たち』(P104~105)」) . . . 本文を読む