こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

初代皇帝アウグストゥスはえらい

2005年02月22日 | 読書ノート
『ローマ帝国』~世界の高まりを読んだ。  カエサルの甥,オクタウィアヌスの知恵・勇気・謙虚に脱帽。19歳で3頭政治に参画。武功をあせらず,ローマにとどまり都市経営で力をつけるアウグストゥス。権力を握ってからも,質素な生活をし元老院をたてるしたたかな手並み。パクス・ロマーナの立役者。サラリーマン処世術の参考になる。塩野七生の本をネクタイ族が読み漁るのも当然という気がした。でも,アウグストゥスも後継 . . . 本文を読む

星に願いを!

2005年02月17日 | 衝動買いは愉快だ!
 この月曜日,本屋で『あっというまに弾けるピアノレッスン』という本を衝動買いした。大昔,小学2年で習い始めたピアノ。赤バイエルの両手のところでつまずいた。わずか,2ヶ月のレッスンだった。エリザベット音大でコンクールでも鳴らした叔母のスパルタについていけなかった。(単に才能がないだけですが)あまりにも儚い幕切れだった。それ以来ピアノはトラウマ。    ところが,家には,ワイフが買ったまま,つつきもし . . . 本文を読む

罪と罰,だが償いはどこに?

2005年02月15日 | 読書ノート
を読んでいます。弁護士の中嶋博行さんが書かれた本です。低年齢化・凶悪化が進むばかりの青少年犯罪。傷つく被害者とのさばる加害者の矛盾が鋭く分析されています。被害者の方々の心情を察すると暗澹たる気持ちになります。  草薙厚子『少年A矯正2500日全記録』(2004年ブックレビュー8月)を読んで,矯正に向け全力で戦っている関係者の方々に頭が下がり,そんな努力の積み重ねが「性善説」に希望を持たせると思っ . . . 本文を読む

ダビンチ・コード

2005年02月06日 | 読書ノート
昨日,床屋さんで,ダン・ブラウンの『ダビンチ・コード』を発見。散髪の合間に読み始めたらこれがおもしろい。続きが読みたい。でも,散髪は終わった。1冊,1,800円の上下で3,600円。きつい。携帯で図書館の予約状況みると何と180人待ち。私の「うらめしそうな視線」を感じたのか,床屋さんから「貸してあげる」と一言。やったーと叫ぶ。これで散髪賃(3,900円)がでたぜ。と今日も小市民の1日は暮れたので . . . 本文を読む

RX-8

2005年02月06日 | 読書ノート
  かつて,まだ,今より随分若かった頃,僕は,初代「RX-7」に乗っていた。サードにギアチェンジし時速60㎞を超えた当たりからの,この車独特の加速感は,言葉に言い表せないくらいの快感だった。世界のどの企業も商用化を断念したロータリーエンジンを積んだ車。それを広島の企業が造ったこと,そして,その技術の恩恵を一人のユーザーとして楽しめたことは,広島県に生まれ育った僕にとっても小さな誇りであった。   . . . 本文を読む