こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

やっと読み終えた『新リア王』

2006年04月30日 | 読書ノート
新リア王 下新潮社このアイテムの詳細を見る blog Ranking へ   4月17日から読み始めた『新リア王』。1日に10ページ程度しか読めない日もあり,幾度か挫折しそうになりながらも,何とか最後の頁にたどり着くことができた。上下900ページの超大作。征服感よりも何よりも,”よくも途中で投げずに最後まで読んだ。お疲れさん。”というのが正直な読後感である。 舞台は青森。時代は1 . . . 本文を読む

『物語 リア王』

2006年04月18日 | 読書ノート
物語 リア王汐文社このアイテムの詳細を見る blog Ranking へ  リア王の悲劇は,リア王自身の不明が招いたものだ。そもそも,3人娘の愛情テストで,末娘コーディーリアの真意が見抜けず,彼女を勘当してしまう設定そのものが実は不自然である。戯曲の戯曲たる所以ということか。 大昔,ニッポン放送がラジオでやっていた『小島一慶の名作劇場(?)』でリア王を聞いたとき,結末のあまりに . . . 本文を読む

新リア王 上 を読み始めた

2006年04月17日 | 読書ノート
新リア王 上新潮社このアイテムの詳細を見るblog Ranking へ  ゴネリル,リーガン,コーディーリア。3人の娘に愛情テストをして,悲劇を突き進んだのはシェークスピアのリア王だが,さて,この高村さんのリア王ってどうなるのだろう。新品を入れてもらってウキウキなのだ。 青森の老政治家もブリテンの王も,孤独と言うものは同じなのかもしれない。先が楽しみである。blog Ranking . . . 本文を読む

Web2.0を考える

2006年04月16日 | Weblog
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる筑摩書房このアイテムの詳細を見る blog Ranking へ   先日,朝日新聞の朝刊に"Web2.0"の特集が載っていた。朝日に載ると言うこと自体が,ある意味,"Web2.0"という用語の流行度を示しているようで興味深い。 朝日の記事によれば, ブログや「ウィキペディア」など参加型Webの登場で,従来の企業や専門家 . . . 本文を読む

そろそろ『望月圭介伝』を読んでみようかな?

2006年04月15日 | 望月圭介伝を読む
blog Ranking へ   小学生の頃,中学年の遠足先であった望月公園。瀬戸内海に浮かぶ島,大崎上島にある小さな公園だ。丘から見渡す瀬戸の絶景と春先に咲き誇る桜の美しさが,かすかな記憶として残っている。 公園には,かつて政友会の幹事長をつとめ,「人情大臣」と親しまれた望月圭介の銅像がたっている。望月圭介は,明治の産声とともに誕生し,逓信大臣,内務大臣などを歴任し,日米開戦の年にな . . . 本文を読む