こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

新春は何故か聖書で!

2006年01月01日 | 読書ノート

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 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 by  toru_moon 

 かなり前,シンガポールのチャンギ空港の売店で買った『BIBLE COMPANION』。何故か無性に見たくなる。パラパラと眺める。イラストが綺麗で写真も豊富。見ていて楽しい。ついでに,阿刀田高の『私の聖書ものがたり』のマンガの部分をぺらぺらめくり読み。 これまた読みやすい。ことのついでに『旧約聖書を知っていますか』と『新約聖書を知っていますか』も斜め読み。ついでのついでで山室静さんの『聖書物語』もと・・・何故だか新春早々の聖書三昧。あと,手塚治さんのマンガ聖書シリーズもとても綺麗で楽しめる。

 でも,一番のお勧めは,栗林輝夫さんの『シネマで読む旧約聖書』。聖書を題材にした映画がとてもわかりやすく解説してあったおもしろい。スタインバックの『怒りの葡萄』がエデンの東そのものとは知らなかった。(ちなみに,古本屋で100円で買って本棚に飾ってあるが・・・。)とにかく,映画を通じてだからとっつきやすい。新約の方も出版されたようだ。図書館には新約の方が入っていないので,早く入れておいてほしい。読みますケー。

 ところで,新約と旧約どっちが良いか。もちろん,旧約である。世界最大のストリーテラー小説といっても良いくらいこれでもかこれでもかとお話がでてくる。目下のお気に入りはダビデ王。ゴリアテを石つぶてで倒す知略がいい。なんといってもかっこいい。だが,この王様,部下を戦場に追いやって死に至らしめ,その隙にその妻を寝取ってしまう。人間の愚かさを体現している。このアンバランスがいかにも人間臭をただよわせて本物っぽい。だから聖書はおもしろい。


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2 コメント

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聖書ですか (あたまでっかち)
2006-01-01 21:34:03
 今年もよろしくお願いいたします。



 私も聖書は一度読んでみたいと思いながら,あまりのボリュームにやってません。まぁ仏教の教典もですが。



 唯一絶対神っていうのは個人的には好きじゃないんですが,どんなことが書いてあるんでしょうね。
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軽い気持で (toru_moon)
2006-01-03 08:26:52
 本年もよろしくお願いします。多神教の国に生まれ暮れしておりますので唯一絶対というものには警戒心が先にたちます。



 聖書の内容を語るには紙面が足り無すぎるので,いずれ一杯やるときの話題にとっておくこととし,当面は,阿刀田さんの「知ってますか」シリーズを文庫でお読みください。



 「アイヤヨ!」などという不思議な掛け声ではじまって結構おもしろいですよ。期待を裏切らないと保証しますので,まずは,手軽なものから読み始めてください。
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