マロニエカードというものをもっている。ひろしま美術館のカードだ。このカードで常設展はもとより,企画展も無料でみれる。年会費は,5,000円と高いが,同伴者もただなので,家族で利用すれば,2~3回,足を運べばもとを取れる。
今は,ベオグラード国立美術館所蔵の「フランス近代絵画展~ルノワール,ドガ・・・からの贈り物」をやっている。セルビア・モンテネグロの首都,ベオグラードにある美術館の所蔵品だ。エリフ・シュロモヴィッチという人が集めたものらしい。ルノワール,ドガの他に,コロー,ロートレック,ゴッホ,ゴーギャン,マティス,ローランサンなどの小作品が並んでいる。 家族でも行くが,カードを作ってからは,企画展がきたら,昼休憩にも足を運んで,少しずつ,丹念に見るようにしている。以前は,2時間ぐらいかけて一気に見てまわっいた。一度にみるので,おしまい頃には疲れていた。だが,昼休憩を利用して,何度も,足を運ぶパターンだと,1回30分程度の時間で,いつもフレッシュな感覚で鑑賞できて楽しい。
今回は,ロートレックらしからぬ筆致で描かれた女性の肖像画に魅せられた。それと,ルノワールの青いドレスの夫人たちの習作が気に入った。「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」から,ふたりほどご婦人を切り抜いた程度のものだが,青いドレスのご婦人方が官能的である。逆に,他の作品,例えば,少女の肖像画とかは,茫洋として,感性に響かなかった。今回の企画展,何度,足が運べるか楽しみである。
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