こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

はだかの王様! アンソニー・ブラウン

2005年07月14日 | 絵心は無いけれど・・・



 アンデルセン生誕200年展。性懲りも無く最終日の昨日も足を運んだアンソニー・ブラウンの「はだかの王様」をもう一度,見たかったからである。アンソニー・ブラウンの世界。つんと,おすましした裸のゴリラ君。赤い靴と黄色の王冠がまぶしい。なんとも愛らしいゴリラくん。もう,とても気に入った。

 気に入ったいきおいで,オフィシャルカタログに加え,アンソニー・ブラウンの『絵本原画の世界』も買ってしまった。ウイリーシリーズなどのゴリちゃんものを眺めている。表情がいい。気が和む。なんだか,ほのぼの幸せな気分。買って良かった。

   もう一人のお気に入りはスズキ・コージ。「空とぶトランク」も楽しい。この絵本も買おうと意気込んでいたのに残念ながら売り切れだった。紀伊国屋にもなかったから,アマゾンで買おうかな?天真爛漫な筆致が見る者を引き込む。不思議な力をもった人である。こいつもとても気に入った。娘にと思うけど,好みが激しいので・・・。

 

 それから,デンマークのエリック・ブレグバットの『火うちばこ』。となりのトトロの猫バスのネコのような,愛らしさがあっていい。こんな絵本に囲まれて育つ子供たちは幸せだなあ。

 メルヘンタッチなら,「ささめや ゆき」さんの『すずのへいたいさん』もなかなか良い。きりっとしたかわいさの微妙なタッチが,これまた心地よいのである。


 図録が見飽きたら絵本を買おうかな。娘のためになどと言わず自分のために。心が洗わられ,気が和み,そしてほのぼのとした気持ちになれるそんな絵本群である。ストレスの多い現代人。ぼくらに必要なのはこういうリラクゼーションかもしれない。子どものための絵本だが,大人が楽しんではいけないことになっていない。われわれ大人も絵本を楽しみましょう。

 

 

 

 

 


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