こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

『できるネット株』を読んだ

2005年10月01日 | 読書ノート
できる100ワザ ネット株 手軽にはじめて賢く儲ける!投資テクニック

インプレス

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 小学生の頃,ディーゼルだの新日鉄だの母が買った株の値動きを新聞で見ては,何円上がったなんぼ得じゃと,報告していた記憶がある。祖母の家に遊びに行くと,普段家でみている新聞とはまるで違う,物の値段表ばかりの新聞が置いてあり,ナンじゃろうかと不思議(・不審)に思ったことがある。いまから考えると,あれは日本経済新聞で,母,祖母二代にわたり株をやっていたらしいのだ。きっと,祖母が母に勧めてはじめたのに違いないが,株式の話は,その後,ほとんど,交わしたことがないので,こうした体験も記憶の埒外にあった。

 この前,ホリエモンの新・資本主義を読んで,会社経営や株式投資の勧めが書いてあり,かつ,自ら経営のライブドアも1株400円から購入できる,個人投資家向けのものであることも手伝って,株式投資,とりわけ,ネット株に興味が湧いていた。そこで,最近でたばかりのこの本を買い込んで早速,読んでみたのである。
 ネット社会の定着に伴い,証券会社を頼りにしなくても株式投資が楽になったのだろうなと想像はしていたけれど,いやはや,想像以上の簡便さで,しかも,リスクもそんなには高くない。1%にも満たない低金利時代。こんなに手続きが簡単で,しかも,ネットを通じて関連情報も容易に入手可能なら,個人レベルでも,株式投資を考えてみるのも悪くないなと思った。

 ただし,やはり市況を読んで株価予想をしたりと情報収集に随分手間隙はかかるし,慎重に事を運んでも,やり方を少しでも誤るとタチドコロにハイリスクなものになる,こわさがあることには変わりない。所詮,素人だし,本業もあるわけだから,やるのなら,やはり怪我しない趣味程度のものと,線引きしておくことが肝要だ。

 まあ,当面は,野村證券がやっている「バーチャル株式投資倶楽部」で仮想投資を楽しむぐらいにしておいて,やるとしても,ipod-nanoを我慢したから,その購入金額分を物を買う代わりに株式に変える,くらい乗りでやっておけば,少々失敗しても,買った商品が壊れたぐらいの気持ちでいられるかもしれない。やっぱ,投資とは無縁でい続けそうだ。幸か不幸か,母系のDNAは伝承されなかったと思われる。


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