なぜ仏法哲学は卓越つしているのか

2024年07月01日 23時20分44秒 | 沼田利根の言いたい放題

釈迦は、あくまでも、人間に焦点をあてたことです。

ここに、西洋の宗教哲学との究極的な相違があるのです。

西洋哲学における神の存在は、人間とは次元が異なる崇高な存在です。

一方、仏法哲学は仏、つまり仏性の存在は、人間の生命の内部に存在していると説いているのです。

これほど、人間そのものを肯定する哲学・理念は、西洋などの宗教の究極的な教えには存在しません。

つまり、あくまでも仏法は人間中心主義なのです。

しかも、男女はあくまでも平等な立場です。

慈悲や智慧を説いたことも、「人間の善性」に焦点を当てている証なのです。

そして仏法は、対話をあくまでも重要視しています。

これは、不戦の思想に通じるものなのです。

人間肯定(善性)は、自分の無限の可能性と他者の可能性、そして共の幸福の実現を示唆するものです。

 

 

 

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