★ L (スペースエル) 体を通して人の全体と向き合うサロン 目の前は淡路島の海 女性専用ボディーセラピー

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プロのためのプロ養成講座、初日

2014-09-05 14:04:19 | 講座・受講生さんのサロン


9月 2日、ボディセラピスト・プロのためのプロ養成講座が始まりました。

プロとして、単独で成長できるのはここまで、という極限に到達したからこそ、
ここから先は、複数の同志と切磋琢磨し合うことで、さらなる成長の臨界点を目指せる、
そういうプロのためのプロ養成講座です。

これから 3か月間、何につけ 「さらに」 の講座になっていくのでしょう。
自分の体内部のエネルギールートや体感センサーをさらに研ぎ澄まし、
自らの体を、より多くのワンダーがもたらされる高圧エネルギー体としていきます。

技術をさらに洗練しながら、体の叡智をさらに深め、
自分の持てる特性に気づき、それを活かした施術を編成して
自分発信のオリジナル・セラピーを提供していく。

それと同時に、その施術の理と効果を、肉体の仕組みや身体の摂理と照らし合わせ、
科学的にもスピリチュアル的にもちゃんと説明できる、
そのような、プロのためのプロ養成講座を進めて参りたいと思います。

3名の受講生さんが、さらにさらにを重ねた到達点がどのようなものなのか、
楽しみでなりません。




講座は、学科と実践で構成されています。
初日、学科は、足裏リフレクソロジー原理と経絡原理を学び、
実践は、セルフケアと座位での上半身セラピーでした。

セルフケアは、肉体的なケアと、呼吸によるケアの二通りあり、
毎回講座の始まりに 15分間行っていきます。
初回は 70分ほどかけて、一つずつのケアについて考察し、
注意点を踏まえながら実践していきました。

なかでも、呼吸は特に慎重に扱わないと、知らず身体の摂理を侵し、
体の不調や潜在意識の混乱を招くことがあります。

なのでまず最初に、世間一般にいう腹式呼吸や胸式呼吸とは別の、
腹筋呼吸や横隔膜呼吸を、具体的に体感していきました。
呼吸のメカニズムを学び、筋肉の収縮・弛緩を精密に操作しながら行っていきます。
これによって、”呼吸を起こす” と、”呼吸が起きる” の
二つの現象を体験し、日常の呼吸についての大切な気づきとなります。

呼吸一つで、自分の体調も、目の前の現象も大きく変わりますし、
生命エネルギーがちゃんと体内部のエネルギールートにのって
全身の隅々まで循環するかどうかも変わってきます。
せっかく体を緩めても、呼吸の仕方ゆえにすぐまた体が緊張してしまい、
頭蓋骨の締め付けやチャクラが閉じてしまうのはもったいないことです。
(その状態が、一つ一つの細胞にもシンクロします)

また、エネルギールートが生命エネルギーを流通させる通路として
ちゃんと機能しているかどうかは、体内腔(スペース)の調整はじめ、
グラウンディングやセンタリングを含めた肉体的なケアが重要になってきます。
通路自体が、狭かったり貧弱だったり潰れていたりすると、
生命エネルギーを大量に摂りこんでも体内に巡りません。むしろ体調を壊します。
そもそも高圧のエネルギーに応え得るような身体であるかどうか、です。




セルフケアは、リラックスしながら集中して行うことが大切で、
これは、ボディセラピー施術時の練習にもなります。

腕を上げようが、体を曲げようが、体じゅう緩緩で行います。
(厳密には、腕が天から引っ張られる感じ、体が空気に押される感じ)。
けれども、自分の体内部へ向ける意識は、
それこそ髪の毛を針の穴に通すような、繊細な集中が必要です。
引いてはその繊細さが、ゲストを施術している時に起きる不思議な感覚をキャッチし、
まさしく体の神秘に触れる体験をもたらしてくれます。

座位での上半身セラピーは、畳半畳のスペースがあれば提供でき、
シンプルだけれど、多様な効果をもたらす施術構成です。
これは、普段ちょっとした時に周囲の大切な人たちへ施す術として、
また、非常な災害時にあっても、いえむしろそういう事態にこそ
セラピストとして真の底力を発揮できるようにとの思いで編成しました。

小顔になるとか肩こりが解消されるとか疲れがとれるなど、
肉体的な効果も顕著ですが、それは施術の副作用みたいなものです。
本来の目的は、ゲスト自身に、自分の体の内側で何かが流れたり落ちていったり
電気が起きたりする感触をしっかり味わってもらうことです。
「何にもしなくても、生は今まさに自分のなかで繰り広げられている」、
そのように実感していただくことが、何よりものセラピーですから。

そのために、物言わずして呼吸誘導する的な施術や、ツボが通電しやすくなるコツ、
セラピストの体勢等、施術には細かい配慮が必要で、
それを、今後講座を重ねるごとに深めていきたいと思います。

なんだかごめんなさい。
講座初日を振り返るつもりが、今また講座を行っている感覚で書いてしまいました。
受講生さんの今後を、皆様にご報告できる日が楽しみです。