昨日、録画していたTV「世界ふしぎ発見」を見ていて、感銘を受けたお話です
第二次世界大戦(1939-1945)
イギリスの植民地となりセイロンと呼ばれていたスリランカ
(日本もコロンボとトリンコマリーを空爆しています)
大戦が終わり 敗戦国 日本の処遇を決めるサンフランシスコ講和会議が開かれました
会議では被害を受けた国々から激しい非難を浴び
敗戦国の日本は多くの国から莫大な賠償を求められ、そして日本領土の分割案まで出されていたのです
日本にとって大変厳しい状況の中 セイロン代表として演壇に立った若い大臣(後の初代大統領)ジャヤワルダナ氏
彼はブッダの教えを用いて
憎しみは憎しみでは消えず、愛する事によってなくなる
我々はもう憎しみを忘れようではないか
そしてアジアの将来にとって独立した自由な日本が必要である
賠償請求もしない と言うもので 多くの人々は感銘を受け
会議は日本の戦後復興を援助する方向に決まったのです
もしも彼が会議で説得してくれなかったら 日本は分断されていたのでしょう
分断されていたら今の日本はなかったのですね
当時若かったジャヤワルダナ氏は友人を救うために勇気を振り絞って演説されたようです
ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏 どんなに感謝してもし尽くせないです
こんな大事なことは、是非、学校で教えるべきだと思います。
1996年11月1日没90歳
角膜をスリランカ人と日本人に移植するようにとの遺書を残しておられたそうです
そして長野の女性に角膜が移植されたそうですよ
そこには2つの国の未来を見つめていたいと言う願いが込められていたようです