創発企業経営

起業13年目の会社の経営、事業報告

上海にて

2013年01月20日 | 経営
上海博物館を出ると、20代であろう中国人カップルに写真を撮ってほしいと呼び止められました。
       どこから来たのか尋ねられたので 「日本から」と答えると、「日本のどこ?」と聞くので、「東京の北」と答えると 「春日部?」と意外な地名。 クレヨンしんちゃんが好きだといいます。
 
彼らはの上海の南の杭州から来たそうです。 これからお茶の会に行くので、良かったら一緒に行かないかと誘われました。
丁重にお断りして。南京路に向かいましたが、途中、初対面の若い中国人のグループ同士がお互い挨拶をしあっているのが目に入りました。  非常にオープンに自然に交流している姿を見かけました。     広い国土の様々な地方の人たちが、都会に集まってきて何かしら出会いを求めている。 米国とも日本とも異なる新鮮な交流のスタイルを感じさせる姿です。
 
日本では、様々な場面で、想定外の人から声がかかると非常に排他的な態度をとる人たちがいます。 人によっては、異端視したり、警戒したり、同じ日本という国でそれほど危険な人、警戒する人が多くなったのか?   あるいは日本人が知り合い以外とは付き合わないとても排他的な民族になったのでしょうか?
 
例えば企業には顧客以外にも多くの利害関係者がいます。 将来どのようなあたらしい関係ができないとも限りません。  突然訪ねてきた人がいたらすべて門前払いするのでしょうか?  中には本当に貴重な出会いがあったかもしれないのに。
 
中国ではタクシーに乗ったら運転席の横に乗って、普段無口な人でも大抵運転手とおしゃべりしています。 後部座席に乗る日本とは対照的です。    話がそれますが 上海の運転手は24時間交代で、知人が深夜にタクシーに乗車すると運転手が運転中に居眠りを始めたと言います。 始終話しかけても居眠りしようとするので危ないから途中で降りたといっていましたが..
 
日本は、先進国ですが、社会的には非常にクローズではないかと思います。 これまでは、そのクローズさが精巧で高品質の商品やサービスを生み出すのに役立ってきました。
 
しかし、グローバル化が進む世界では、オープンな関係に優位性が認められ、日本はこのクローズさに対するコストを払わなければならない状況に陥りつつあるように思います。
 


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