Goo Blog 美ら島沖縄

個人の趣味で、沖縄の諸々の情報を掲載

Peace to the pacifism world

米軍ヘリ、ヘリパッド建設に反対住民の会を「狙い撃ち」

2010年12月26日 15時25分00秒 | 米軍基地建設問題
米軍ヘリ、ヘリパッド建設に反対住民の会を「狙い撃ち」

建設反対 決意固く 高江ヘリパッド、座り込み3年

 米軍北部訓練場の一部返還に伴う、東村高江へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)
建設に反対する「高江ヘリパッドいらない住民の会」は26日、
下線文東村平良の村営グラウンドで座り込み3周年報告集会を開いた。

 村内外の支援者や平和運動団体など約180人が参加し、
建設反対を訴えた。

 住民の会は、沖縄防衛局が建設工事を着工した2007年7月から工事現場前で
座り込みを続けている。

 住民の会の伊佐真次さんは、「大宜味村議会がヘリパッドは要らないという決議をした。
これは素晴らしい一歩だ。

 皆さんの力でヘリパッド建設を止めていこう」と呼び掛けた。

 住民の会と24日、ヘリパッドの建設内容などに関する公開質問状を沖縄防衛局に
提出した沖縄・生物多様性市民ネットワーク共同代表の伊波義安さんは「海岸から山まで
豊かな自然がつながるのは、やんばるの中でもヘリパッド予定地だけ。

 そこにヘリパッドを造ることはやんばる全体をつぶすことだ」と訴えた。

 集会前には、東村出身の民謡歌手、城間竜太さんらによるライブもあった。

高江テント損壊「中に人がいたら…」 目撃の山城さん、恐怖「狙われている」

 米軍ヘリの風圧で倒され、折り重なる椅子やテーブル。
地面に散らばる割れた茶わんのかけら。

 天井代わりのビニールシートはひもがちぎれ、だらりと垂れ下がっていた。

 ヘリパッド建設に反対する座り込みテントを「狙い撃ち」したかのような米軍ヘリの
民間地上空での低空飛行。

 座り込みを続ける「ヘリパッドいらない」住民の会や支援者から「反対運動に対する威圧だ」
と批判の声が上がった。

 23日夜、沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は、テント横に止めた車の中で寝ていた。
午後7時45分ごろ、近づいてくるヘリの音に気付いた。

 「こんな時間にも演習するのか」。
この日は昼からヘリが演習を繰り返していたが、この時は様子が違った。

 いったん基地内に入ったヘリは戻り、上空約15メートルで止まった。
次の瞬間、風圧で車の周りの枯れ葉がぐるぐると舞い始め、車はぐらぐらと揺れた。

「狙われている」。

 恐怖を感じる山城さんの耳に、テントから「がちゃん、がちゃん」と食器が割れる
音が聞こえてきた。

 1分ほどしてヘリは去った。

 山城さんがテント内を確認すると中はめちゃくちゃに。
道路には風圧で飛ばされた雑草の切れ端が散らばっていた。

 山城さんは「テント内に人がいれば、けがをしていた。
こんなものは訓練ではない。

 威圧するために狙い撃ちしたとしか思えない」と語気を強めた。

 住民の会の森岡浩二さんは「こういう被害があるからヘリパッド建設に反対している。
ヘリパッドが増えたら被害は増大する」と不安げな表情を浮かべた。


高江ヘリパッド、米軍ヘリ接近 1分間ホバリング、テント損壊

 23日午後7時45分ごろ、東村高江へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対し、
市民団体が座り込みを続けるテントの真上で、米軍ヘリが約1分間ホバリング(空中静止)し、
テントの鉄製の足が曲がり、椅子1脚が約40メートル吹き飛ばされるなどの被害が出た。

 けが人はなかった。

 現場にいた沖縄平和運動センターの山城博治事務局長によると、ヘリがホバリングしたのは
テントの上空約15メートルだったという。

 住民ら関係者によると、普段から訓練で集落上空をヘリが飛行することはあるが、
これほどの低空飛行はまれだという。

 22日のヘリパッド工事再開強行に続き、民間地での超低空飛行による被害に、
市民団体などが反発を強めるのは必至だ。

 被害があったのは、米軍北部訓練場N4地区へのゲート前で、県道70号沿いに建てられたテント。
「ヘリパッドいらない」住民の会が管理している。

 テントは工事を警戒する住民が出入りしていたが、同日は夕方までに引き揚げた。
米軍ヘリが現れた当時、テント内に人はなく、一人で残っていた山城さんがテント隣に止めた車の中にいた。

 ヘリが去った後、山城さんがテントに入り被害を確認。
椅子や机が倒れ、中に置いてある茶わんなどが地面に落ちて割れ、テントのひもも数カ所ちぎれていた。
周囲に針金でくくりつけていた立て看板も割れて吹き飛ばされた。

 山城さんは午後8時10分に県警に通報。
名護署の警察官数人が現場で事実確認した。

 住民らの座り込みは2007年に始まった。
2008年夏にも、米軍ヘリの低空飛行によりテントが一部壊れるなどの被害があった。
山城さんは「米軍側に真相究明と謝罪を求める」としている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする