とあるイタリアンシェフの脳みそ

ECHI&DOLCEポンテベッキオ シェフ浅井のブログ。日頃考えていること、感じていることなんかを時々綴っていきます

8月のランチメニュー紹介 パスタ編

2010年08月08日 | グルメ

もう8日です。えらいことです。

メニュー的にはすでにお出ししているんですが、紹介が遅れています。

パスタ編いきます。

『自家製オイルサーディンと島唐辛子のスパゲッティ アーリオ オーリオ エ ペペロンチーノ』

今月はイワシを使います。

大ぶりのマイワシ。

夏場のイワシは産卵期に向けて栄養を蓄える。

つまり太って脂がのるんです。

そんなイワシに塩をして塩味をのせる&余分な水分を抜く、旨みが増す。

そういった処理をしたらオリーブオイルでコンフィー

低温(120℃くらい)でじっくり3時間ほど加熱すると、骨までほろりって感じになる。

こういう風に仕込んだオイルサーディンと、柔らかく蒸し煮にしたウイキョウ

これらを具材にニンニク(アーリオ)、オリーブオイル(オーリオ)&(エ)、唐辛子(ペペロンチーノ、沖縄の島唐辛子を使います。)

をベースに少しトマトソース、アンチョビを加え、熱っ々にからめる。

すっごくシンプルですが大好きな感じ。

香りのタイミングと味わいのバランスが命。

ぜひ、ご賞味あれ。

『パッパルデッレ じっくり煮込んだ黒毛和牛と緑ピーマンのミートソース』

相方です、月半ばに変更予定。

時々、登場のパターンです。根強い人気をいただいています。

材料は黒毛和牛のいろいろな部分(焼くだけでは硬いトコロ)じっくり煮込んでこそ旨みがでるんですね。

香味野菜(玉ねぎ、人参、セロリ)のソフリット・・・みじん切りにしてオリーブオイルで揚げるように炒めて、野菜に味をぐっと濃くしたもの。

と、乾燥ポルチーニ、赤ワイン、パンチェッタ、ローリエやブーケガルニ(香草の束)、ナツメグ、トマトも入れて圧力鍋で柔らかく煮込む。

そんなソースに柔らかく火をいれたピーマン(青くさくないよ、甘くておいしい)を合わせて!

パッパルデッレていうのは卵たっぷり(特に卵黄たっぷり)で練ったパスタ生地を伸ばし、1.5センチくらいに幅広に切った麺です。

上質なパルミジャーノをまぶして仕上げてます。

真面目に丁寧に作ったミートソースです。

こちらも是非。